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[まねきの手習]天道馬七、この異能には平伏すしかない

9月20日、メイプル楓さんのお題は「ヒューマンエラー」。

再度、ここでお伝えしておく。

このシリーズの目的はnoteクリエイターが、必ず陥るであろうネタ不足、なにを書いていいのかわからないと悩む人のために、このフレームのように、ひとつ主軸を定めれば記事はカンタンだと実例を示すこと。
もうひとつは編集経験者として、才能を感じたクリエイターを自分が担当したら、どうその光輝く、無限の可能性をどう伸ばすことができるかの実験企画だ。

ここまで偉そーにしているが、もし上司やクライアントからこのクリエイターさんの担当になり、売れるようにしろと言われたら頭を抱える人がいた。

天道 馬七(てんどう ばしち)さん。

「どもーっ(笑)」
で始まる独特の文体、けっして文章作成法には推奨されないであろう、その行間の使い方はどう説明していいかわからない。大人しいnoteのコメント欄も、彼の場合はアニキと慕うフリークでまさにライブ状態。沼だ、底なしの。

初めは悩むが、売る方法やその売り方をnoteクリエイターの皆さんに考えてもらう狙いもあるから気合を入れ直して正面から取り組む(向こうはデストロイヤーだしなぁ‥)。

数本拝読させていただいた感想は
「日本初の文字が創るロードムービー」
と感じた。
読むのが心地よい。
まるで作者の操るトラックの助手席に座って走る車内で男2人でボソボソと話す空気感、広く開けた行間に映像が浮かぶ。
「絵が浮かぶ文章を書いてください」
と文芸担当の編集は育成作家や新人作家にいう。
文学の理想をこの人は、プロが忌み嫌う行間の隙間を使い、意図易々と表現する。

ダメだ、出版ではこの人はブレークさせられない。あのね、紙って高いの、一冊の本作るコストはかなりかかるの。電子出版なら、天道馬七アニキのよさは出せるだろうけど、無名著者が乱発するkindle並みのレベルに収斂される。
ならば自分ならどうする?

天道さんは岡山在住っぽい。
ならばタウン誌、岡山山陽テレビなどの地元メディアを狙う。テレビは新聞社の系列だから、こちらも当然ターゲット。日曜版のコラムに押し込む。
本人はコスプレOKだろうから、地元の制作会社すべてに企画書持ち込む。
とにかく地元にこだわる。こだわってある程度の認知度が上がれば、次はNHK。
国民から視聴料金取り巻くっていやがるから、地方局でも予算は潤沢にある。岡山地方局は岡山だけでなく、中国地方全体、時には四国を含めて自主番組を制作しなければならない。
いっちゃいけないが、ええとこの学校出たお嬢坊ちゃん、クエイト能力や企画力には支障がある方ばかり。地元スターは大歓迎。
そして大阪、東京へ。
もちろんYouTubeは同時並行だ。

天道さんの面白味を活かせばそうなるだろう。
ただどうしても引っかかるのは彼の作品にある
「一緒に、戦争とめませんか?」
という作品。
これはnote社を挙げてバックアップすべき、コンセプト。つまらね警告POPを貼り、note全体のメディアプラットフォームの存在意義を高めるチャンスをみすみす逃している。これは自分がいずれnoteをやめて株主総会の場できっちり質問状として出す。クンロクはつける。

天道さんのこの部分をもっと深く掘れば、彼はものすごい人道愛で溢れているのではないか。本当の優しさはなにかを体現できる人ではないか?
ならばいっそ政治家にしちまうか。
そう考え、彼の作品を心待ちににしている自分がいる。

さぁnote本体にも楯突いた。
臭いものには蓋をしてくるか乞うご期待。

あっ最後に天道さん。
自分のページ、もっと整理して。記事たどり着くのけっこう面倒だった。

天道ファンの気持ちと同じ。

「はよ、嫁もらえ」

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