店で一番大事な言葉




お客様にも順番に抽出していただき。

昨日は<燕コーヒー>での第一回のコーヒー教室が終了しました。沢山のお客様に受講して頂き、ありがとうございました。何とか無事終了しました。

コーヒー教室の割には豆屋の説明も多く心配しましたが、皆さん熱心に聞いて下さり、コーヒーや豆屋の知識が浸透しているのだという事に驚きました。皆さんいろいろな店へ行き、いろいろな物を飲み、いろいろな豆を買っているのだと当たり前の事ですが、認識を新たにしました。

昨日はお申込みが多く、満席にさせて頂きましたが、最初の予定より早めに締め切りました。それで丁度良かったので、あれ以上はちょっと無理だったと思います。

コーヒー教室はドリップを中心に行います。その他、各種の抽出方法は説明だけになります。昨日はカフェの抽出はサイホンの所が増えている事等をお話しましたが、エスプレッソのカフェ等についても簡単に触れました。

話が進み、現在の豆屋が何故増えていて、どういう傾向なのかもお話しました。その中でいろいろお話したのですが、じゃあ南方郵便機の店のコンセプトは何という話にも当然なりました。

業種的な分類の言葉で言えば南方郵便機は<自家焙煎・深煎り>です。これはカフェには多いですが、豆屋としてはすくないかも知れません。

じゃあもう一つ踏み込んで、大事にしている言葉は何という話もさせて頂きました。それはと,私は言いました。ホームページの一番上に掲載している、『本当に美味しい物を、ごく普通に売っていきたい。』という言葉です。

これはホームページを作った時から30年以上変わらず、ずっと一番上に載っています。流行の変遷の激しいコーヒーの世界で、流行ではなく、味を追って行きたいと思う私の思いが良く表れていると自分では思っています。

ある時、ノートの読者の方に吉本隆明さんの詩の話と、豆屋の仕事の関係について質問があり、まだお答えしていませんが、『本当に美味しい物を、ごく普通に売っていきたい。』という言葉は、私の中にある、吉本さんの生き方や言葉が、私に深く影響を与え、静かに生き続け、何処かでそういう言葉を発しているのだろうと自分では思っています。


お客様にも抽出してもらい。

来週日曜日はコーヒー教室の2回目を行います。まだまだ空いていますので、お申込み下さい。


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