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転職活動の備忘録(新会社の感想・まとめ篇)

前回のびぼうろく!



今の職場に対する感想

試用期間を終えての率直な感想は「今の職場に概ね満足している」だと思う。こいつ試用される側なのに偉そう。

今回の転職先をそれぞれの視点から評価し、以下に記載してみる。

人間関係について

新しい職場の皆様はとても人間が出来ている方々で、所謂地雷と言われる人は(自分以外)いないため、今のところは非常にストレスなく仕事できている。
小さい会社であるため社長とも距離が近いが、面倒見が良く納得のできる信念を持っている人であり、今のところはこの人について行って良さそうと思える方である。

そのため、対人関係に関しては文句が無いかなという感想である。


人手に関して

日により忙しい時間帯はあるものの、前の大手ドラッグストアで経験したような「(人員が)足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」の状態よりは、ベースの人数についてはある程度しっかりと人を揃えているかなと感じる。

ただし、体調不良など突然の人手不足に対しての対応は、応援の人員を(稀に)寄こしてくれた大手の前職とは異なり、やはり「いる人のみで頑張ろう」という対応である(というかそれしかできない)

もし複数人休みが出てしまった日には地獄を見るのではないだろうか…
→最近1週間ほど流行り病で複数人休んでいた時期があったが、(冬で混む時期だからもあるが)休みの人が休日出勤で駆り出されていた…早く人増やそ???


環境について

規模感については、元々もう少し大きめの会社が良かったが、転職時に若干妥協し、今の会社を選んだ結果となっていた。
しかし、今のところは環境に文句が無く、異動で逃げる選択肢は無くていいと考えているため、実際は心配するほどではなかったと感じている。

ただし、異動が無いことのデメリットとして、やはり処方元がかなり偏ってしまうという点がある。
そのため、今後「業務内容について飽きが来る可能性がある」ことについてが懸念点として挙げられる。
そもそも薬剤師業務自体、飽きがいつか来そう。

業務内容に変化・メリハリをつけるためにも、今後は研修や薬剤師会など、薬局外の活動に参加していく必要があるかもしれない。
実際のところ、変化・メリハリは長い長い社会人生活を続けていく上で、かなり重要になるものだと思う。

気になったこと

新しい職場は基本良いところだと思うが、当然気になることも一部ある。

コンプラ大丈夫???

若干偏見が混じっているが、大企業だとマニュアルには書けないだろ…みたいな手順・方法が、小さい会社だと不文律として行われていることがあると思う。

今の会社でも、サビ残とかあからさまにヤバい事はないものの、薬の鑑査やいろんなもの(意味深)の管理がちょっと(?)ざっくりな印象はある。
時々「これは社外の人に見られたとき大丈夫なのだろうか???」と感じることもあり、正直少し心配になる。
実際のところ、どこもやってるだろうとは言うけどね…


最初の会社として中小を選ぶのは…

これだけまとめといてアレだが、小さい会社を初めから選ぶのは正直なところあまりオススメしないと感じた。

特に薬局業界だから言えることだが、処方箋の診療科の知識がかなり偏るためである。
例えば、今のところは小児の薬がほとんど来ないため、もし最初から今の会社にいたら、小児で頻繁に出る薬の年齢・体重当たりの用量なんてほとんど知らなかったのでは?と感じてしまう。

その点については、ドラッグストアでの勤務は
・面需要が多いため、様々な科の処方箋が見られる
・良くも悪くも異動が定期的に発生するため、診療科が偏ることが少ない

という特徴があり、知識を増やすという点に関しては、薬剤師最初の会社として入社してとても良かったと感じている。

やっぱりドラッグストアが最強!!!!!こいつ前職でドラッグストア辞めといてさぁ…


以上のことが、新しい職場・大手ではない会社で働いてみてやや気になった点といえるだろう。


転職活動全体の感想

転職活動全体を振り返り、自分が考える転職を行うことのメリット・デメリットを挙げてみると…

メリット

・環境を変えられる
第一章で長々と前職の不満を書いたように、職場に対してかなりの不満がある場合は、転職により職場環境をリセットし、ガチャを引き直すことができる。
ダメな職場環境を変えることは実際難しく、諦めて受け入れることができない場合は自分が離れる方が数百倍簡単である。

ただし、結局次の職場もある程度の運ゲー・ガチャなので、回してみないと結果は出ない。
その結果として環境が悪くなる可能性があることは、リスクとして当然受け入れる必要がある。

人生は運ゲー

・価値観の土台が増える
基本的に、同業界内では会社が違っても大まかな業務は一緒だが、考え方・進め方は会社毎の色がある。
つまり、転職をすることで考え方・進め方を複数経験できるため、複数の経験を持つことで比較ができるようになると考える。

そうすることで、会社の考え方に対して疑問を持ったときに、1つの方法しか知らない中で悩むより、疑問に対して多角的な考え方でアプローチできるようになるのではないか。

デメリット

・過剰な転職は逃げ癖がつく
一方で、職を変えるという選択肢が常にあると、「逃げ道があるし」の考えが深いところに付いてしまい、必要な時でも100%の力を出しきれなくなる気はする。

必要以上に転職を行い転職に慣れてしまうと、所謂「ジョブホッパー」になり、常に転職の選択肢を持ち続けてしまうようになるリスクはあると感じる。


昔の自分語りになるが、社会人最初の会社(製薬業界)の時は「地元帰りたいしいつかは薬局業界に転職するかな〜」という舐めた考えを持っていたため、今思うと雑な仕事で周りに迷惑をかけていたなと申し訳なく思っている。

今のところはもう転職する明らかな理由(業界チェンジとか転居とか)が無いので、転職癖をつけないよう、よっぽどの理由がなければ必死でしがみついていきたい。

・ボーナス・有休期間がリセットされる
これは結構なデメリットだと思う。
特に自分はおやすみが大好きなので有休期間のリセットはダメージが大きい…

同じくらいの社会人歴で現在年間の有休を20日以上貰えてる人、マジで尊敬しています。

有休を使うときのぼく

最後に…

このように、転職活動にはメリット・デメリットどちらもあることは当然のことだと思う。

そして、もし今回の転職で微妙な職場に行っていたら「転職はデメリットのが大きいよ!」という類のnoteを書いていたと思われるくらい、転職活動は運要素・結果論も大きいのである(元も子もない)

つまり、転職すべきかどうかは本当に元も子もないが、人・タイミングによるとしか言えない。


そもそも、「隣の芝生は青い」という言葉があるように、人間そもそも環境に対しては自然と不満が溜まっていくものだと思う。

第一章で書いたことの繰り返しになるが、会社ごとにそれぞれ良い点はあるものの、就労のつらさ・しんどさにより、現在の会社で恵まれていることは段々と意識から薄れていく

転職を考えたくなった時は、現在の職場でどこが恵まれていたかをまず考えた方が良いと考える。


最終的に全てをまとめて、
・転職は経験しても良いが、小さな不満を理由にして無闇に何回も転職するべきではない
・転職前に今の職場の恵まれている点を改めて見返してみるべき

が、転職そのものについての最終的な個人的な意見となる。




転職活動、やり遂げたよ、最後まで!

μ'sはいつまでも神

おわり。

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