悪口を言わない政治家(^○^)
明治〜大正時代の政治家に、野田大塊翁(たいかいおう)がいました。
本名は、卯太郎(うたろう)です。
(^○^)
この方は、大物の政治家です。
明治の3元勲と言えば、
伊藤博文
山縣有朋
井上馨
です。
その井上馨ですが、雷親父でして、姻戚関係にあった、桂太郎・総理大臣でさえ、会うのを嫌がったのです。
ところが。
この野田大塊翁が会いに行くと、井上馨もニコニコとして、どんな話でもまとまったそうです。
私は言いたい!
大事な国の政治が、人間関係で決まっていいのか!
(笑)(^○^)
その野田大塊翁。
北九州は、筑豊の出身でして、カネなし、コネなし、人脈なしから、
はい上がり、当時の与党のNo.2
まで勤めました。大臣も2回程、担当したのです。
その大塊翁。
どんな事があっても、人の悪口を言わない。凄い才能の持ち主でした。
ある時、国会で、正月のぜんざい(おしるこ)が出る事になりました。
250人分です。
ところが途中で、100人程の追加となりました。
するとですね。
国会のぜんざいに、なんと水を足して、議員に出したのです。
(笑)(^○^)
これが本当の
水増し
です。
(笑)(^○^)
国会議員達は、出されたぜんざいを見て、焦りました。
「俺の餅は、どこへ行った?」
(笑)
「俺の小豆が、足らんぞ?」
(笑)
そんな中。
大塊翁は、2人引きの人力車に乗って、国会にやって来ます。
さて。
大塊翁も、ぜんざいの異変に気付きます。やはり、不味い物は、誰が食べても不味い。
(笑)(≧∇≦)
周りの狼狽に、気付いた大塊翁は言いました。
「ああ〜。
このぜんざいは、
お湯が多いタ〜イ!」
(笑)(^○^)
すると、他の議員達は
「うーむ。
この人は。
日本語の言い回しが、
上手いなあ〜。」
(笑)(^○^)
食べ物を不味いと言っては、
不足になりますから、
言葉を選んだのですね。
(⌒▽⌒)
さて。
よその国では、
「言葉に難のある方」が
大統領になるとか、ならないとか。
(笑)(≧∇≦)
あたかも、隣にやかまし型のおじさんが、引越して来るようなものですね。
こんな時は、人間関係の要領の良い人が、対応した方が無難です。
(笑)(^-^)/
今日も感謝です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?