警視庁警備部 天王寺澪 番外編


「ほら、力を抜いて。」と天王寺 澪
「でも・・・。」と上白石 真琴
「そんなに力が入っていたら出来ないでしょう。」
「は、はい・・・。」
「そう、そうよ。じゃぁ、次は開いて。」
「は、はい・・・。」
「もっと開けられない?」
「もう無理です。」
「じゃあいいわ。このまましましょう。」
「痛くしないでくださいね。」
「大丈夫よ、私に任せなさい。」
「お願いします。」
「いくわよ。」
「あっ!」
「痛かった?」
「血、出てないですか?」
「大丈夫、出血してないわ。」
「よかった。」
「でも、どうしてこんなところ怪我するかなぁ。」
「転びそうになって踏ん張った瞬間に切れちゃったんです。」

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