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「JAL×北海道大学 SDGsワークショップ」を開催しました!

2023年7月3日月曜日。日本航空株式会社(以下JAL)との共催で、SDGsワークショップを開催しました。


JALと北海道大学は温暖化対策、地域活性化、人材育成等の観点から提携を結び、サステナブルな社会の共創を目指しています。そのような背景もあり、実際の企業活動を通してSDGsへの理解を深め、社会に貢献できる人材としての成長を目的に、ワークショップは開催されました。

SDGs、しっかり説明できますか?

参加前に実施したSDGsの理解度を問うアンケートでは、SDGsを「とても理解している・理解している」とした学生が44%しかおらず、「何となく理解している」と答えた学生が半数以上、北大生もその実像は掴み切れていないことが分かりました。当日は100名越えの学生が参加してくれましたが、ワークショップを通じて理解は進むのか・・・。当日の様子をご紹介します。

事前アンケートでは「何となく理解している」が大多数

ワークショップでは・・・。

寳金清博総長の挨拶から始まったワークショップ。講師に日本航空株式会社ESG推進部企画グループの亀山和哉グループ長をお招きし、JALのサステナビリティ及びESG戦略に対する考え方や、現在の具体的な取組状況についてご講演いただきました。

亀山和哉グループ長による講演。
ESGやSDGsの定義から社会課題解決の重要性、JALグループのESG戦略や実際の取組状況について、丁寧にご説明くださいました。

その後、学生との活発な意見交換が行われ、学生からは自身の研究テーマを生かした課題解決案などが提示されました。

学生たちからは、「リサイクル」や「地域の活性化」「健康」など、
多岐にわたるテーマの取組が提案されました。

実は、このワークショップでは参加学生が事前に、JALに対し”取り組んでもらいたいこと”や”自身の研究成果を活かしてJALとの協働で社会実装できること”などの「提案」を行い、お互いの「提案」を評価し合う仕組みを設けていました。ワークショップ当日はそれらの提案が会場に掲示され、お互いの提案内容を興味深く読む学生たちの姿も見られました。
100を超える提案が事前に提出されましたが、当日の講演やお互いの提案内容から刺激を受けた学生たちは、ワークショップ開催当日にも多くの「提案」をボードに貼っていました。

会場の両側には、学生たちの「提案」がズラリと並びました。

ワークショップ後半にはWeb投票で選出された優秀提案者が公表され、ワークショップ開催支援企業である株式会社クレアンから全体の感想を、亀山グループ長からは全体を通じた総括をいただき、山本文彦理事からの挨拶で終了となりました。

学生間のWeb投票では、工学部3年 高崎そらさんの
「搭乗に際するSDGsへの貢献度をポイントとして数値化し、利用者に還元する」提案が
優秀提案として選出され、高崎さんにはSDGsバッジが贈呈されました。

SDGsへの理解は進んだか・・・!?

ワークショップ開催前はぼんやりしていたSDGs。ワークショップに参加した学生たちの意識に変化はみられたのでしょうか・・・。
参加後アンケートでは「理解がとても深まった」とした学生が過半数を超え、「理解が深まった」と合わせて、95%以上の学生が、より深くSDGsを理解できたことがわかりました。
また、SDGsの観点での自身の貢献度を問う設問では、参加前アンケートで26%の学生が「貢献できる気がしない・全く貢献できる気がしない」と回答していましたが、参加後は4%に低減され、SDGsをより身近に捉えることができたと推察できます。
アンケートではSDGsの他に社会貢献に対する意識調査も行いました。非常に多くの学生が「社会貢献したい」という想いを胸に学んでいることがわかり、頼もしい限りです。今後も学生のみなさんが「社会と繋がっている」ことを意識できる学びの場を提供していきたいと思います!

95%以上の学生が、SDGsへの理解を深めました

出るか!?Good Idea賞

目下、JALでは現在、Good Idea賞の選出作業中です。ワークショップ当日には学生目線での「優秀提案」が選出されましたが、JAL目線で選出された優れた取組には、今後、"Good Idea賞"が贈られる予定です。
この賞は、JALが実際に"企画"として取り組みたい「提案」に対し贈られるもので、残念ながら魅力的な提案に達することができなかった場合は「該当なし」の結果となる場合もあります。
果たして北大生の「提案」はJALに届くのか・・・・!?
"Good Idea賞"の結果についてはまた後日、お届けします。


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