団子を作ってnoteを書いたらいいことがあった
今日は団子を作った。
曇りで月は見えないけど。
団子粉の入っていた袋の裏にある作り方には、
「耳たぶ位のやわらかさになるまでこねる」
と書いてある。
「耳たぶくらいのやわらかさ」って、私が小学生の頃からよく見ているけど、耳たぶってみんな同じやわらかさではないのでは?と大人になってから思う。
「耳たぶって誰の?!」
なんて言ってみる。
言ってみたが、息子は2階に上がってしまっていて、ひとりだった。
大きい独り言を言ってしまった。
いつものことだ。
さて、これぐらいが耳たぶ位じゃないか(誰かの)と思うやわらかさになった。
丸めていこう。
丸めていると、だんだん大きくなってしまう。
だんだん…なんて書いたけど、2個目にして1個目よりもかなり大きくなってしまっていた。
早く終わらせたいという気持ちからだろう。
ピンポン玉ぐらいになってしまって、これでは大きすぎると思い、作り直す。
それでもどんどん大きくなってしまい、作り直し、また大きくなって、作り直し…を繰り返す。
キレイな球体でなくていいんだ、私は団子屋じゃないんだから、などと思いながら、急いでクルクルと丸めていく。
楽しい〜。
でも早く終わらせたい。
その気持ちから大きくなってしまってやり直しばかりでかなり時間がかかって、やっと丸め終わった。
さあ、茹でよう。
蒸すのではなく茹でるタイプのものを購入したので、楽でいい。
あら。
気づいたら、外れたところに1個分に満たない大きさのものが丸められずに残っていた。
大きめのものから少しちぎって足して丸めようかとも思ったが、面倒くさいので、そのままの大きさで星形にすることにした。
そういえば、娘が小学生の頃、親子料理教室でフルーツポンチを作ったときに、白玉団子を星形にしたなあ。
何年経っても思いつくことが同じ…。
鍋の中で茹でられて浮き上がってきた団子がかわいかったので、写真を撮る。
浮き上がってから2〜3分茹でたら出来上がり。
星形はすぐに浮き上がってきた。
出来上がった団子を少し皿に盛り、あんこを添えて息子のおやつに。
星形も息子に。
あんこ好きの息子。
あんこだけでも食べる。
他の団子は、三方はないのでお皿に盛って、一応窓辺近くに置いてみる。
最近、小さい虫が家の中に入ってくるので、団子が罠みたいになってしまわないよう、ラップをかけておく。
それだけだ。
とりあえず毎年作っている。
子どもの頃も、なんとなくすすきと団子だけ置いていたような感じだった。
息子が小学生の頃に好きでよく読み聞かせていた「べんけいとおとみさん」(福音館創作童話シリーズ 石井桃子 作 / 山脇百合子 絵)の中で、お月見の準備をする話があり、里芋なども供えていたので、ああ、本来そういうものなのか、と思った。
いろいろ、全然、ちゃんとものごとを知らないな、私。
と思う。
子どものおかげで知識が増えていく。
ありがたい。
息子と私はこの本を図書館で借りて読んで好きになり、何回も借りて読み聞かせをしていた。
欲しいね、と言って探したけれど、絶版になったのかもう買えず、中古でばかみたいに高い値段で売られているのを見るだけだった。
私達の好きなその本を、そんな値段で買うのはなんだかイヤだと思い、諦めた。
そのうち息子は中学生になり、もう読み聞かせをすることもなくなった。
しかし。
今回、タイトルや作者などを正しく書くために確認しようと検索したら、なんと限定復刊!
買える!
…すぐに購入。
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ああー、よかったな〜。
団子を作ったことを書こうと思ってよかった。
「限定復刊」の文字を見てびっくりして大きい声を出し、息子に怒られたけど、よかったよかった。
もう、読み聞かせをしてとは言わないだろうけど。
届くのが楽しみ。
月は見えなかったけど、いい日になった。
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