Wish List No.12: 55歳でFIREする
これは、ちょっと、今までと毛色が違って、自分でもちゃんと考えを整理しながら書くことが沢山ありそうです。何回かに分けてでも書いてみたいと思います。
FIREとは
FIREという言葉をどこで覚えたのだろう。記憶が定かではないが、言葉としては、Financial Independence, Retire Earlyの略なのだそうだ。訳すると、経済的に自立して、早期退職するである。
そもそも貯金が好き
この言葉を知る前から、自分は随分とお金を貯めることにモチベーションを持つ人間だった。なぜなのかと振り返ってみると、1つは、県民性。一時流行った「県民性」の観点からして貯金をよしとする文化のようだ。確かに小学校主導で、銀行口座を作って、毎月、お金を先生に渡して強制的に貯金するという活動があった。
2つ目には育った家庭の習慣。家庭としても貯金が好きというか、無駄遣いしないという育てられ方だったように思う。
3つ目には、貯金していくという行為自体が自分にとっての、趣味というかゲームのようなものになっている。ゲームの中で主人公がレベルアップして強くなるとか、HPが増えるみたいな世界と同じように、現実で、貯金を増やすために色々試行錯誤するということ自体が面白い事になっている。
FIREしてどうするの?
その延長線上に、FIREもなんとなくあったと思う。でもである。FIREして何がしたいのですかと聞かれたときに、正直いって、きれいな回答ができない。
FIREするには中々に大変な努力が必要である。それを乗り越えてまでFIREした結果、したいことがないと、結局もやもやして人生過ごすことになってしまう気もする。それは悲しいではないか。
一周回って、FIREに帰ってくる
その回答ができないなら、目指すべきじゃないなと思ってしまい、いったんFIREは忘れようとしていた。でも一周回って、今はやっぱりFIREしたいと思ってきている。
やっぱりお金を貯めるのは楽しい
一つは前述した、お金を貯めるために試行錯誤することが面白いということである。FIREする目的が見つけられないという理由で、明確に面白いという事がわかっている事をわざわざやめる必要があるのだろうかと、開きなおってきた。
使うべき時は使う、という観点を織り込んだ
未来のためにと、今を犠牲にしてお金を貯めていたら、せっかく今しかできないことがやれなくなってしまう。例えば小さい子供と旅行に行くという思い出は今しか作れない。おいしいものだって、自分が年を取ると、病気とかで食べることができなくなるかもしれない。今というものをちゃんと楽しんでいくことも大切なのだと、気づけた。これは最近父親が他界した影響が大きいと思う。(その話は以下でも書いているので良ければご覧ください。)
だから、それは犠牲にしないというルール、使うべき時、事には使う。そのうえでFIREを目指すということなら、別に害はないのだと思ってきた。(難易度は上がるけれども)
お金を稼ぐことから自由になって、やりたい事を重視したい
個人的で、後ろ向きな理由で恐縮だが、定年まで仕事を続けていくことにモチベーションを今持てていない。端的に言うと、自分のやりたい事と、自分の得意な事が離れている事、キャリアチェンジを割と遅めにしてしまって、専門性を身に着けるにはかなり時間がかかることがある。
だから、FIREの中でも、FIの部分、経済的に自立している状態になれば、自分がやりたい事で、必要なお給料を稼げなくても、やりたい事の方を優先できるのではないかと思った。
これは正直、現時点でのFIREをやりたい理由の回答に一番近いかもしれない。仕事自体をやめたいというわけではなく、自分がやりたいと思うことで、何か喜んでもらうことがしたい、でもそれでお金をたくさん稼ぐ必要はない。お金のために自分の意志を犠牲にする必要はない。そういう状態になっていたいのだと思う。REの部分は、その言葉通りの退職ではなくて、セミリタイア位を目指したいのだ。
ということで、このWishはFIREするではなくて、FISRE(Financial Independence, Semi Retire Early)ということにしたいと思う。
随分と抽象的な話に終始してしまったけど、ここら辺は自分の人生の中で大きい課題だし、具体性を持たないといけないので、今後も折に触れて深堀してみたい。
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