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【深島暮らし日記】 #12 銅線曲げて遊んでる話

こんにちは、稲石渓太です!

11月になりましたね〜
深島に来て7ヶ月が経とうとしています。
あと2週間ほどで、この生活とはいったんお別れなのですが、
地元に帰ったら"深島シック"になりそう😂
ホームシックにもなったことないのに、、、(笑)




ワイヤーアートって知ってる?

さて、今回は僕の最近の小さな趣味についてです。

みなさんは「ワイヤーアート」って知っていますか?
その名の通り、針金などの細長い金属を折り曲げて動物や植物なんかを形作る創作物のことです!

下の写真はワイヤーアーティスト小川学さんの作品です。
これ全部ワイヤーからできているの凄まじいですよね……。

ワイヤーアーティスト小川学さんの作品…すげ……

このようなハイクオリティなものは僕には作れませんが、
最近このワイヤーアートに近いものが趣味になりつつあるので、
そのご紹介です😆



使わない配線ケーブルに再起の光を

事の始まりは5月上旬に遡ります。

5月上旬といえば、深島では絶賛「caféむぎ&innえびすねこ」の建設中!
木材や石膏ボード、塩ビ管など、ありとあらゆる建築資材が日々運び込まれていました。

その資材の1つ、電気設備の配線ケーブルが大量に余っているのを発見しました。
下の写真はその一部なのですが、見たことありませんか??
外側のグレーのカバー(シースっていうらしい)の中に赤・白・黒の電線が並んでいて、それぞれをよ〜く見てみると、さらに内側にも何か入っています。

電気配線ケーブル

そう! この1番内側の物体こそが、今回の主役、「銅線」なのです。
ちなみに銅線の周りの3色のやつは絶縁体となっています。

ケーブルの断面

僕はこの銅線を見て、「これ曲げて何かの形作ったら面白いんじゃね?」と思いついたわけでございます。
”銅線アート”みたいな感じ。




楽しくも地道な作業

というわけで、まずはこのケーブルの中から銅線を引っこ抜く作業から始まります。地味です。地道です。

といっても、シースも3色の絶縁体部分もカッターでピーッと切れるので、
それは楽しい。途中で千切れずにどれだけ長く切り取れるか、なんとも地味なチャレンジを一人繰り広げていました(笑)


続いて引っこ抜いた銅線を真っ直ぐに伸ばしていきます。
ここでどれだけ直線にできるかで、作るものの完成度が左右されます!
なんか偉そうに言ってますね!(笑)

ケーブルって真っ直ぐじゃないの?って思われるかもですが、
通常こんな風に丸めて保管されています。
僕が回収した余ったケーブルもこんな感じだったので、伸ばす作業が必要なのです。

全部で何mあるんだ?




いよいよ成形 無限の可能性

できるだけ銅線を真っ直ぐに伸ばしたら、あとは形作るだけ!
僕が最初に銅線で作ったのは、、、

こちら! 深島ということでネコが最初に思いつきました〜
かわいくないですか???
初めて作ったにしてはいい出来な気がします!
自画自賛!

かわいいね

ちなみに銅線を曲げるのには、僕のnoteの#4で錆びを落としたペンチたちが大活躍しています!

#4はこちらから読めます〜




文字にも挑戦してみました!

「わんち」というのは、僕が住んでいる家のことをいいます。
僕のように深島に長期滞在する人や友人、ちょくちょく来てくれる方などが泊まれるようになっている家です。シェアハウスみたいな感じ。
玄関の扉の前に置いています!

板に穴を開けて短いで銅線で止めてる

こちらはcaféむぎのOPEN & CLOSED看板!
文字は単線じゃなくて二重線にしてみました。
ひっくり返してお店が開いているか分かるようにしたんですけど、CLOSEDにしたまま忘れちゃうことが多くて、
お客さんに「CLOSEDなんですけど店やってます…?」ってよく聞かれます。
忘れないようにしないと…(笑)

ちょっと見にくい…?
まあ見えるか!


最近は立体にも手を出しています!

かご!
底はだいたい10cm四方!

ミニカレンダー立て!

滑り台みたい

ミニ行燈!
こちらは周りに和紙を貼り付けて行燈っぽくしました。

innえびすねこの照明に採用されるまで昇進


こうしてnoteにまとめると、意外に色々作ったなって思いますね〜😤




終わりに

いかがだったでしょうか!
あの電気の配線ケーブルが、こんな形で再び脚光を浴びるとは、我ながらよくぞ思いついたもんです。

脚光を浴びたかどうかはさておき、
一見使わなさそうなゴミとか端材とか、それらをアレンジしてちょっと良いものとして再利用する、その上自分が楽しめるものであるっていうのがけっこう大事なことなんじゃないかな〜ってことを言いたいのです。

決して威張れるクオリティでもないので、
「俺こんなの作れるんだぜ」って言いたいんじゃないです(笑)

もう使わなさそうなモノに目を付けるというのは、
海洋プラスチックをアクセサリーにしたり、ゴミをアートとして再利用したり、さらにはそこから環境・芸術・いろんな技術に興味を持つ入口として、
かなりいい手段なのではないでしょうか?

深島においてもどこでも、自分から楽しめそうなモノ・コトを探す姿勢を持つことは、人生を彩る一つの方法ですよね。
それが”趣味”なんだろうけれど。




この記事のタイトルは【銅線曲げて遊んでる話】ですが、

『スクラップ手前の銅線で楽しく遊べる方法を見つけたので、僕の深島生活がまた一段と楽しくなりました』

という報告のような記事とも言えます(笑)

深島生活が終わっても、楽しみを探す姿勢を保ったまま生きていきたいな〜〜

ではでは〜〜

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