汐留ライス

小関麗奈、篠澤広P。わためいと。小説とか短歌とか書いたり詠んだり。

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最近の記事

短歌にツッコむ @毎月短歌10

 この度、短歌を「いう人」をさせていただくことになりました。  まず「いう人」ってなんやねんって話ですが、「毎月短歌」というオンラインの企画がありまして、そこに投稿された作品の中から、選者の方々よりもゆるい立場で好きな短歌や気になった短歌を紹介していくという役割です。毎月短歌について、詳しくはこちらに。  で、実際に届いた短歌のリストを前にして、汐留はあることに気付きました。  これって、ボケてるよね。  もちろん投稿者の皆さんはどれも真剣に詠んでるんですけど、中には明

    • 角川短歌1月号『新春146歌人大競詠』全部読んだ

       角川短歌2024年1月号の特集『新春146歌人大競詠』。これを3月も後半になってやっと読み終わったので、雑ではありますが感想書きます。 特集について  そもそもどんな特集かっていうと、タイトルの通り146人の歌人による歌がウワーって掲載されてる。  馬場あき子さん、高野公彦さん、福島泰樹さんの3人は10首ずつ、それ以外の143人は7首ずつなので、10×3+7×143=1031首。多いよ! というのが一番最初の感想。  一度に読むと脳が破裂しそうだったので、ちょっとずつ読

      • 小説『チキンカツ革命』

        「わはは、ついに完成したぞ」  博士が高笑いしていると、助手が研究室に入ってきた。 「おめでとうございます。で、何か完成したんですか」 「おまえは助手のくせに、わしの研究も把握してないのか」 「そう言われても、いつも説明なしで勝手に研究始めてますし」 「それはそうだな」  割とあっさり認めた。 「これは『チキンカツソース』である」  そう言って、フラスコに入った赤黒い液体を助手に見せつける。 「なんだかソースみたいですね」 「ソースだと言っておる。わしは昨日、そこ

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