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両親と夫から虐待とDVを受けているらしくて笑った

土曜日の夜です。こんばんは。
最近は専ら紙に自分の気持ちを書いていたので、noteはご無沙汰でございます。

今回の内容は今まで以上に中身がありません。
タイトル通りです。自覚がないのは私と両親と夫だけで、私の置かれた状況を聞いた全員から「あなたは虐待とDVを受けている」と言われた次第です。ついでに「ヤングケアラーの最たるもの」とも。
ちなみに、その内訳は警察・精神科医・保健師・DV相談窓口・友人です。

笑っちゃいますよね。
自覚、なかったんですよ。ずっと。

物心ついた時から父親はオンオフスイッチを切り替えるみたいに優しい顔と、家の中をめちゃくちゃにして家族を面罵する悪鬼羅刹の顔を持っていましたし。

物心ついた時から母親は「被害者」だから私が守らなきゃいけなくて、祖母からも母の姉たちからも「○○(母の名)を助けてあげてね」と言われてましたから、記憶が確かなら6~7歳の頃から相談相手になってましたし。

成人近くになってからは、父が爆発したあとのメンタルケア(4~5時間ひたすら話を傾聴し、肯定する)係は私になってましたし、父がいつも仕事を辞めてはネズミ講にハマって、そのくせ誰にもそれを勧めず自分で使って満足したり、FXで生きていくと言ってみたり、でも金をかける度胸がなくて私と弟を1週間ほど朝から晩までFX自論を展開した上で父の言う通りに取引させられたり、貧乏すぎて食べ物がひとつも無くなった時からはとにかくバイトを入れまくって手取りの9割をすぐに母の通帳に入金したり。

それが私の普通だったので、よく、DVというものが分かっていませんでした。
最近になって自分が面前DVを受けていたと自覚しましたが、なんとなくそれもピンと来なくて、機能不全家族だな〜としか思ってなかったんです。

で、現在ですが、とある経緯があって(語ると長くなるので割愛しますが)、精神科の主治医から「あなたは決して軽くは無いDVを受けているから行政機関に相談してください」と言われ、あれよあれよという間に別居に至りました。

正直、夫からDVを受けてるとは露ほども思っていませんでした。
痣になるような暴力はないし、(夫にとっては)遊びで蹴られたり抓られたり噛まれたり叩かれたりはありましたけど、ライターの火を近付けられたり、髪を引っ張られたりもしましたけど、それに抗議したのは最初のうちだけで、ある時「この位で暴力って言うの?痛いって言うの?大袈裟すぎるよ」と笑われたので、そういうものかと思ってました。

夫からの言葉の暴力も、父と比べたらお子様レベルで、毎日馬鹿だなアホだなと言われたり、赤子の前で「俺はパパだけどお前は母親じゃなくて生産地」なんて言われる程度だったので、嫌な気持ちにもなったし、自分は頭が悪い(国家資格持ちなんですけどね一応…)と思うようになりましたし、夫の前でだけ呂律が回らなくなりましたし、ましてや腹を痛めて産んだ我が子のことは「夫の子供を預かって育てている」という感覚で、まあさながら乳母ですね。そんな感じにはなりましたけど、何時間も呪詛を吐かれ人格否定を延々とされ続けた幼少期よりはずっとマシでしたから、自分の中でDVだとは思ってませんでした。

家の中にいても外にいても買い物をしてても帰省してても叔父の通夜の日でも夫が仕事をしていても電話がかかってきましたし、1人で風呂に入ってる時は早く上がって構ってと何度も急かされたり、用を足しに行くとトイレのドア前でずっと待っていたりもしましたし、ロングスリーパーだから休日にゆっくり寝かせてと頼んでも夫の判断で起こされていましたし、日記帳やメモ類、SNSアカウントにLINEも見られていましたし何度も文句を言われましたけど、「この子は子供なんだなあ」と能天気に私は考えていました。

どうやら、こういうのって、DVなんですね。
傷ついて、よかったんですね
1人だと何も分からないので、夫から逃げたあと、色んな人から励ましたり労う言葉をかけてもらった時には本当に嬉しかったです。

また、別居後夫のDVについて考えた時に、夫の発言が私の母親とそっくりなことに気付き愕然としました。

私は母の喜ぶ顔が見たかったし、いつも「センスがない」と言われていたので、下着・服・メイク方法も母の好みに沿うように努めていました。そうすると母が喜んだのです。
ただ、それは実母だから爆発寸前のところで止まっていただけで、まさか夫も母と同じことをするとは夢にも思いませんでした。
いえ、それどころか、母親からDV…というか過干渉を受けてるなんて露ほども思ってませんでしたからね。指摘された時は本当に「青天の霹靂」でした。
私にとって母は「守るべき存在」で「虐げられいる被害者」であったので、母のためならと幼い頃から社会人になるまで、心も体も金銭も惜しみなく使っていました。

だからこそ、母からもDVを受けていると言われた時の精神崩壊っぷりは凄まじいものがありました。

「DVとは暴力じゃなくて【支配】なんですよ。支配の手段として様々な暴力を行使するだけなんです」

その言葉を、この1ヶ月何度も何度も聞かされました。

それであるならば、私の母は確実にDVをしていたのだなと飲み下した上で、それでも母を憎めない。それどころか父も憎めない。家族だから、大切だから。でも今まで通り私だけが過剰に尽くすことはしない。
そのために、もう少しだけ両親と距離をとって、心の安寧を図ることにしました。

今は娘を連れて某市の某所にて保護されていますが、今後はまた別の場所に移る予定です。
電子機器は一切使用禁止の上職員に預ける、限られた人にだけ電話をすることができるが申請の上職員同伴になります。
ちなみにSNSやLINEは一切禁止です。これは現在もですけどね。
じゃあなんでnoteやらX更新してるの?というのはまあ、大人は色々ずる賢いのです。

現在は外出すら禁止されてますし、窓を開けることもほとんどしてません。なんなら余程調子のいい日じゃなければカーテンすら開けられません。家の鍵はもちろん掛けてますし、チェーンロックも掛けないと安心して過ごせません。でも、外から聞こえる車のエンジン音、人の足音、気配、風の音、そういったものに酷く怯える毎日で、職員に必要数だけ支給される安定剤と、事前に買っておいたピアッサーで耳に穴を開けたり過食嘔吐をして日々を凌いでます。

なんでこのnoteを更新したかと言えば、近々こうして誰とも連絡を取れなくなる可能性が高いからです。今までと違って次の場所だと連絡が取れない可能性がものすごく高いからです。それの業務連絡と近況報告です。

次の場所に移って、少し気持ちが落ち着いたり、夫との離婚が上手く片付いた時にはようやく自立、となると思いますが、そうなったらまたSNSなんぞ更新すると思うので、その時はよろしくお願いします。

また、不自由だらけで発狂しかけている現在ですが、良かった点もあって。今まで記憶に頑丈に蓋をしていた傷たちと良くも悪くも向き合うことが出来て、発狂もしますしめちゃくちゃ苦しくもありますが、これから逃げてる内は何も進めませんし、子にとっても良くないので頑張って折り合いをつけていこうと思います。

最後になりますが、なんか苦しいなって思ったら、男女関係なく行政機関頼ったりしつつ逃げましょう!!!
あとLINEでも日記でもいいから証拠は取っておきましょう!!!
大概の場合、DV加害者は自分のことを被害者だと思ってますし、加害者が改心することはほぼないと思った方がいいです。「ほぼ」と言うと「うちの人は大丈夫かも」って思うかもしれませんが、この場合の「ほぼ」は、加害者が高齢者になった時にDVが少し落ち着く場合があるよという意味の「ほぼ」なので、加害者が20~30代のうちはまず無理ですし高齢者になっても変わらん奴は多いです。ソースは30年以上DVの限りを尽くしてきて、末期ガンになっても暴れまくって向精神薬を処方されてようやくDVが落ち着いた(一時的にかもですが)私の父親です。n=1ですが、これもまたすごくすごく稀な例だと思います。
「末期ガンになったDV加害者の元から嫁子供が逃げた挙句『自分がこんな状態になったのに嫁子供が逃げた!自分はDVを受けている!』と警察に相談したジジイ」もいます。

加害者は加害者の世界でしか生きることができません。ピーターパンがネバーランドでしか生きられない、ネバーランドを出ることは出来ないのと同じです。被害者はウェンディです。被害者はネバーランドじゃなくても生きて行けます。ただ、ネバーランドの生活が長くなればなるほど認知(考え方)が歪んでいってネバーランドから出られなくなります。愛していた子にすら、ピーターパンと一緒に加害を加害とすら思わないまま傷つけることもあります。

私はピーターパンと狂ったウェンディに育てられた、ネバーランド出身者です。
ネバーランド育ちの子どもは、ピーターパンになるか、ピーターパンと結婚してしまう確率がとても高いそうです。現に、私の夫もピーターパンでした。
でも、我が子に同じ轍を踏ませてなるものかと、勢い100%で逃げました。

逃げることは悪いことじゃないんです。
でも、逃げたあとの罪悪感は尋常ではないです。
私さえ我慢してたらこんな事には…私のせいで夫がDV加害者になってしまった…申し訳ない…
こんなことを、つい最近まで思ってました。

ンなわけないんです。罪悪感は、植え付けられたものです。
植え付けられたものは、時間と努力で取り払えます。
お金の心配、今後の心配、考え出すとキリがありません。DV加害者と一緒にいた方が生活は安定する、子は良い教育を受けられる。そう考えるのは仕方ないです。

しかし、これは元虐待児だった私の見解ですが、母親が辛い目に遭っていることが一番苦しいです。
何十年もその苦しさは続きます。私が頑張らなきゃ、という強迫観念に囚われてしまいます。そして、とても生きづらくなります。

逃げてください。国はあなたを殺しません。
逃げてください。DV加害者はあなたの心を殺します。暴力を奮ってくる場合は、本当に殺されかねません。
自分が死んで楽になるなら…と思うこともあるでしょう。でも、加害者は次のターゲットを直ぐに見つけます。それはあなたの愛した子供です。
親が死んだショックに加えて、生きてる親からは苛烈なDV(支配)を受けます。
誰も幸せになれません。幸せなのは加害者だけです。

逃げてください。お願いだから、今すぐ逃げて。
どうか私の母のように、何十年も苦しんだ末に逃げることが出来ないくらい共依存になり精神崩壊するようにならないでください。

これを読んだ人が、少しでも息がしやすい場所に行けますように

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