秘密を読んで

どうもライスです。
今回は読書感想文です。

漫画はよく読んでたのですが、活字を読み始めたのはここ1～2年です。きっかけは主に語彙力を高めるため読み始めました。
本を読まずに生きてきたので今回紹介する方も知りませんでした＾＾；

紹介するには今更過ぎる作品だと思いますが、私は初めて読んだのがこの作品で衝撃を受け、スキルアップの為に読み始めた小説でしたが読書自体が楽しい事を教えてくれた作品です。

東野 圭吾 (著)/ 秘密

秘密 (文春文庫)

あらすじ

妻と小学生の娘が事故に。妻の葬儀の夜、意識を取戻した娘の体に宿っていたのは死んだ筈の妻だった……切なさ溢れる長篇ミステリー

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この作品は主人公である「平助」の視点から描かれます。
妻と娘(11)で暮らす何処にでもある一般家庭です。

ある日、妻「直子」と娘「藻奈美」が乗ったバスで事故が起こり妻は亡くなってしまい、娘は意識不明になります。唯一の生きる希望である藻奈美が目を覚まし意識を取り戻しました。しかし様子がおかしい・・・。娘の体には亡くなった妻の魂が宿っていまい「体は11歳心は大人」直子と平助の奇妙な生活が始まります。

平助と直子の生活は藻奈美がいなくなってしまった事以外変わりなく日常は進んでいきます。しかし時が経てば経つほどお互いが今まで通りの生活、触れ合いが不可能である事を実感していきます。

藻奈美の体で日々成長していく直子と時が経てば当然老いていく平助、そんな夫婦の愛を描いた作品です。

感想

★★★★★

まぁ読書が楽しい事を教えてくれた作品なんで満点ですね。私が同じ家族構成だからってのもあるかもしれませんが切なくて・・・

2人の生活とお互いの想い、葛藤などがリアルに描かれ私は男なのでどうしても平助の立場になって見てしまいます。子を持つ親にとって自身よりも大事な存在であろう子供がどんどん成長していくのですが、もう嬉しいのか辛いのか悲しいのかよく分からない不思議な感覚を味わいました。

そしてラスト・・・何故か賛否あるようですが私はズガーンと心臓を打ち抜かれた感覚で絶句してしまいました。自分だったらどういう行動をとるか、どんな思いになるのか深く考えさせられる作品でした。



さて今回はここまでです。
ではまたﾉｼ