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食べ放題で聞く、37歳男性の話


しくしくなく泣く私。
車に乗せられ食べ放題へ向かう。

涙は収まってるけど、心が泣いてる。
心ここに在らずな状態で、車の窓から外を見る。

「外に連れ出された感じ。家から連れ出されて食べ放題に連れてかれてる。」

そういうと、

「それでいいんだよ。食べ放題に行きたいおじさんの食事についてきただけの人でいればいいよ。」

ぼーっと外を見たら、お店に着いた。
助手席のいいところは、ぼーっとしてたら目的地に着くところ。


「いいねえ。もう仕事で泣けないよ。」

肉を焼きながら、37歳男性は言う。

「自分も20代の頃は、泣いてたよ〜。でもだんだんと慣れて、割り切れるようになって、仕事ってこういうことかって悲観的ではなく捉えられるようになった。
そしたら、仕事で泣かなくなった。」

「仕事をすることで、俺は自由を貰ってる。俺は仕事以外の時間を楽しみたい。だから、仕事を大事にするし、一生懸命やる。」

沢山お話してくれた。

仕事ってこういうものか〜ってのんびりやってこうと思った。
まだ慣れてないだけ。
37歳男性に比べたら、何も慣れてないよね。
比べて慣れてるといえるのは、メイクくらいじゃないかな。圧勝。


悲しみにくれる私は食べたがらない。
だから、食べ放題。
好きなものを頼めるように。

ご飯食べるより遊びたい私。
だから、食べ放題。
お店自体が賑やかで、タッチパネルで注文し、自分で焼いて食べれる。

もう遊びと同じ

100分後。

デザートまで食べたおなかいっぱいの私は、笑ってた。

「やっぱり飯は人を救うね〜」という男性。

ご飯食べて悲しくなるのは難しいと思った。
とっても楽しい泣いた日のご飯だった。

仕事で泣けるなんて羨ましい

その言葉は、懐かしんでるみたいにも聞こえた
いつか仕事で泣けなくなる日がくるから、泣けるうちにいっぱい挑戦しようと思った。


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悲しい時こそ、美味しいご飯です。

ではまたすぐ会いましょう👋

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