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傲慢と善良


これは本棚に残しておきたいほどきにいった、数少ない1冊でした!

物語のスタートの盛り上がりは30%
段々と話は暗くなり底辺をじーーーっと進む。
そして残り1cmくらいのページになってお話の盛り上がりが急上昇!!
ネガティブからポジティブ(幸せ)はより1層幸せに感じますね。


「あんたらは、大恋愛をしたんじゃな」

最後に出てくるおばあさんの言葉です。

結婚にあと一歩勇気が出ない男
自身の結婚への自信の無さから旧友に彼女の点数を70点と伝えてしまう。

自己肯定感は低いのに自己愛は大きい女
大切にされたいと思いストーカーがいると嘘をつき、結婚まで押し上げる。


大事な人なのに
「彼はきっとこうだ」
「彼女はこういう子なんだ」と聞きもせず決めつける。
話し合いはできているようで、いつだって話し合いをしすぎることは無い。

話し合いにしすぎることは無いんだ、特に大切な人とは、と思いました。

過保護な親の元で育った彼女は、自分で何も決められず
自分に好きなことがないのを他人のせいにします。
確かに環境は良くなかった。

でもそれを受け止めたのも自分。

「だって、やり方教えてもらってないもん!」
この気持ちは理解が出来ました。

みんな初めてのことを、分からないなりにやらなきゃいけなくて、やっている。

嘘はいけないと教えられても、時と場合によっては自分を守ることにもなる。

親切でいなさいと教えられても、親切にすることで自分が傷つくこともある。

幼い頃親に教えられたことは、必ずしもいつもその通りでいる必要は無いと言うことに、成長する過程で気づいていきます。

失敗して気づいて、ちょっとずるい感覚を身につけていく。
これは悪いことではなく生きていく術なんですよね。

全然自分と重なるわけではなかったけど
普段言葉にできないから、考えてない気持ちを言葉にしてくれている本のような気がしました!


まさかこのタイトルで、婚活、結婚の話だと思いませんでした。とっても面白かった!

最恐まで読んで下さりありがとうございます☺️
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