見出し画像

3Dモデリングから制作したインソールを商品化しました。

この数年、奮闘してきたオリジナルのインソールがメーカーさんからあがってきました。
靴木型作成〜靴試作〜インソールをレザーで試作→3Dモデリングとジミーに数年来続けてきた試作がとうとう形になりました。
たくさんの人に使って欲しい!
インソール???となる方が大半だと思うので、どうしてインソールを企画したのか、読んで頂けたら嬉しいです。




1, 自分が思う「良い靴」を作りたい。

靴メーカー企画、オーダーインソール製作販売、オーダー靴企画、シューズデザイナーと幅広く靴の仕事をしてきた経験から、自分の思う「良い靴」を企画したいと靴木型を削り始めました。
私の思う「良い靴」とは年齢や服装を選ばないシンプルなデザイン、どこまでも歩いていける履きやすさを兼ね備えた靴。


靴木型を削り修正を繰り返し、完成した木型で靴を作り、周囲の人に試してもらうまではできたのですが、ネット販売をしていたバッグと革小物の製作が忙しくなり「良い靴」企画は一旦中断。

画像1



2, まずはインソール

作家活動で家に籠もる日々の中、たまの外出時に疲れやすくなっていることに気が付きました。
数年ぶりに自分の足に合わせたインソールを制作すると疲労感がなく、どこまでも歩いていける。


インソールってすごい !!!

インソールの資格をとった20代では全然実感できなかった効果に遅かりしながら感動しました。
周囲にも勧めてみようと店頭を覗いてみても人に勧めたいインソールが見つからない。


!! 無いならば私が作らないと !!

謎の使命感を感じたことから、靴の前にインソールを企画することにしました。


3、 3Dモデリング


初めは削った木型に革を貼り付け、プラスチックで補強する製作方法でインソールを試作。
しかし毎回木型を削る手間と片足しか試せない効率の悪さから、3Dモデリングを勉強することにしました。


インソールで扁平足が改善した夫に協力してもらい、ハイアーチの私とアーチが低い扁平足の夫がどこまでも歩くことのできるインソールを目指してモデリングを開始。
製作したモデルを3Dプリンターで自分と夫サイズを出力し、週末に15〜20㌔歩き、気になった点を修正。
これを繰り返して50以上の制作データを試作しました。
最後に周囲の人にもインソールをプリントして、感想を聞いてからメーカーさんに依頼しました。


画像2



4, 完成

こだわったのは「長く歩く・立つ時に疲労を軽減できるインソール」であること。
短時間の外出では良さは実感しずらいのですが、長く装着するとインソールのサポート力を実感できるはずです。

またどんな靴にもしっくりと馴染む様にグレーの色味にもこだわりました。

箱写真




5、 これから「オリジナルインソール企画」マガジンで綴っていきたいこと


インソールをわかりやすく
インソール???なに?という方が大半だと思います。
インソールについては過去に比較的玄人さん向けに投稿を綴りました。

インソールについて、もっとたくさんの人に理解される様にわかりやすく綴ろうと思います。



3Dモデリングを製品化したこと
昨年初めに3Dモデリングを学び、今年に制作したデータから製品化しました。
まだまだ3Dモデリングについては初心者です…。



一方で3Dプリンターと出力素材(フィラメント)がどんどん安価になっているので、個人でも試作がしやすい時代だと思います。
この辺りを綴っていきたいです。



綴りたいことはたくさんで、マガジンの種類が雑多になってしまっているのですが、それぞれを少しづつ綴っていこうと思います。
お付き合い頂けたら嬉しいです!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?