おとなのなつやすみ
しごとをやめました。
とはいっても、もうつぎのしごとが決まっているので、有きゅう休かというものに入ったじょうたいです。
ごねてごねて、10日間だけもぎとったなつやすみです。ほんとうは、もっと休みたかったです。
おとなのなつやすみは、いがいといそがしいです。
ちょっとまえからちょうしのわるかったガスレンジのしゅうりの人をよんだり、ほけんしょうを返すまえにかかりつけのおいしゃさんめぐりをしたり、せっかく高いお金をはらっているジムに行ったりしなくてはならないからです。
ほんとうは、まい日あさ9時にはおきて、せんたくやそうじもたくさんしたかったのですが、やたらにねむくて、けっきょくおひる前におきたりしています。
しかも、ごはんをたくさん食べたらとってもねむくなるので、そのあとおひるねを2回したりします。
「こんなはずじゃなかったのになあ」と思ったりもしますが、「こんなふうにすきな時にねられるのはしあわせだなあ」とも思ったりします。
きょうは、古本やさんにびっくりするほどたくさんの本をうりに行きました。540円もらいました。ほとんどの本は「ねだんがつきません」といわれました。こうつうひを考えると、赤字すれすれです。でも、わたしはオタクだから本を自分の手でごみに出すのはできなかったので、よかったと思います。
「なつやすみだもんなあ」と思って、大すきな冷たいカフェオレばかりのんでいたら、おなかをこわしました。ほどほどは大じみたいです。
あと時間と気もちにゆとりがある時に読もうと思っていた上間陽子先生の『海をあげる』を読みました。上間先生のおしごとは、わたしのしごとに通じるところがあるので、この本を読んだ時のかなしみとかいかりとかふあんとかをわすれないようにしようとおもいました。つぎは『裸足で逃げる』を読むつもりです。
おとなのなつやすみは、とても楽しいです。でも、これはわたしに今月ちゃんとおきゅうりょうが入ってくるよていで、つぎのしごとが決まってるから、だと思います。
わたしはこの10日間のふしぎなひびのことをわすれないようにしたいと思います。
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