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生きるということ

40代、子育ても落ち着いて働き盛り。

そんな私なので、必然的にこの先のキャリアを意識した自己研鑽に興味が傾きがちになります。実際2023年は、資格取得のための勉強にたくさんの時間を費やしました。新しい繋がりも増えて、充実した一年になったと思います。

その中で出会った一冊の本。
一通りの試験が終わった今、ゆっくり読み進めています。


みなさん、星野道夫さんはご存知ですか?

星野さんは、主にアラスカの大自然や野生動物、人々を撮影してきた写真家です。
1998年にヒグマに襲われて亡くなりました。

私が星野さんの写真と初めて出会ったのは大学生の頃。写真をきっかけにネットで知り合った友人に教えてもらいました。
彼が切り取る風景の雄大さ、動物の生命の逞しさと愛らしさに心を鷲掴みされたことを、今でも鮮明に覚えています。

見て、この可愛いシロクマ
カメラのレンズ越しに星野さんの愛を感じます


星野さんに影響されて、写真を趣味にしていた頃、目にする景色の解像度が上がることで、私の感情はよく振り回されていました。
それを文章にしたり、写真にしたり。
いい意味で直感的だったと思います。


それが、子育てを経て仕事にウエイトがかかるようになった今、頭の中は常に論理的な思考が求められるようになりました。
もちろん、学びを通じて思考力を鍛えることは楽しいです。

…でも、本当にそれだけでいいの?

星野さんの文章は、優しくて、雄大で。
厳しい大自然の中で真っ直ぐに生きる人としての確かな言葉だと感じました。

生きるということは、美しくて残酷。

それを写真だけでなく、文章でもありありと伝えられるのは、大自然に全てを捧げ、死ぬ直前までカメラを構えた星野さんにしかできないことだと思いました。

論理的思考で凝り固まった頭を、この本を読むことでゆっくり解きほぐし、今一度自分の感情と向き合って言語化できたらいいなと思います。

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