わたしの居場所さがし

わたしは海外に行くのが好きだ。

大学で初海外となるハワイに行ってから、イギリス、スペイン、タイ、フランス、ドイツ、アイルランド、モロッコ、韓国、香港に行った。

わたしの海外好きの原点には、「”ここじゃないどこか”に行きたい」という気持ちがあると思う。

わたしは、地元が好きではなかったし、家庭環境が複雑だった。

日本社会にフィットしていると感じたこともない。

いわゆる、いつも自分はどこか浮いているなと思って生きてきたタイプである。

きっと、海外好きには同じような気持ちを持っているひとが多いのだろうけど。

小さいころにフルハウスをみて、こんな世界があるんだ！と感動し、
小学校のときは学校に行かずに家に１日中こもってハリーポッターをみていたときもあった。

大学受験のときは、大学に入って、在学中にいろんな国に行きまくるんだ！という気持ちを糧に勉強を頑張った。

就職のときも、海外に行きたいという気持ちはあったが、
一方でどこか特定の国に絞ることができず、かつ海外に行って何をしたいか、ということも具体的にできず
こんな状態で行っても、自分にとって良くないだろうと思い、とりあえず日本で就職した。

いま、コロナ後の海外移住を考え始めて、「何をしたいか」については少しずつ見えてきてはいるが、「どこか特定の国にしぼる」ということができていない。

とりあえずオペア留学でアメリカに行くことにはしたのだけれど
でもずっとアメリカにいたいと思うかどうかは、分からない。

正直、日本に帰りたい、とは思わないだろうし。

もちろん大切な友だちはみんな日本にいるけど、「帰りたい」と思える場所のない日本に、わざわざ帰ろう、とは思わないだろう。

すでに海外移住を実現しているひとはたくさんいるけれど、そういう人たちがどうやってその国を選んだのか、すごく興味がある。

今思えば、わたしはずっと、自分にとって「帰りたい」と思える”居場所”を探すために、いろんな国に行ってきた気がする。

日本での就職＆コロナによって、その旅は一旦中断していたけれど、
アメリカでのオペア留学が、「わたしの居場所探し旅」の再開の一歩となるだろう。

VISAやお金の問題がつねに頭を悩ませはするけど…
じっくり時間をかけて、「わたしの居場所」を探していきたいな。