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外出制限下のカターニアの様子2



~コバンザメのシチリア滞在記~


@教会前のメルカート広場

オープンマーケット(メルカート)は閉鎖されているのは、人と人との距離を1m確保することができないからだろうか。毎日平日午前中は大きな売り子の声でにぎわっていたメルカートの広場が、音もなくひっそりしているのは本当に寂しい。所在無さげに教会の前に座っている人や、閉まっている店の前で携帯をいじっている人もぽつぽつ。
毎日警察車両が来ているけれど、こんな非常事態でのトラブルに備えてだろうか。
治安が悪くなるのは怖いのでありがたいけれど。

驚くことにマスク人口が増加!
今月初めにはほとんどいなかったのに、今や街で見かける現地の人の半数はマスクをしている。日本ではさほど不思議ではないけれど、この地でのこのマスク人口の多さはかえって異様な光景に見えてしまう。マスクをしないで歩いていると、「アジア人なのにマスクをしないのか」という目で見られることもある(あくまでも個人の感想です)。
そしてマスクのつけ方が間違っている人も多い。ちゃんと適切に使い捨てているかな、同じマスクを何日もつけていませんか、などと邪推してしまう。

そしていよいよこのあたりでもマスク不足。マスク品切れの張り紙が。

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ところでこの広場の周囲には、屋台も出すけれど奥に小規模な店舗や倉庫を持つ販売者もいくつかあり、普段の賑わいからするとぐっと寂しくはなるが食品の買い出しには困らない。
八百屋、パン屋、肉屋、そしてドラッグストアも営業中。コーヒー豆を売るお店も。

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小さなワイン専門店も営業中。
最初の首相声明が出たとき、こちらの友人が「何か足りないものはないか。ワインはあるか」と聞いてきた。この非常時にワイン?と思ったけれど、ワインは生活必需品なのですね。
(まさか消毒用???じゃないよね)

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しっかり美味しく食べて飲んで、この時期を乗り切るしかない。

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