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特別編「ロゴ」

 先日、バンドの新譜情報が解禁になった。
 バンド活動とは関係なくきわめて個人的に書いているこのエッセイなので、商品詳細なんかは割愛するが、バンドそのもののロゴすらをもリニューアルして臨む、まあまあ勝負の一枚である。

 この数字を恥ずべきか誇るべきか未だに悩むところなんだが、大学時代から始まったこのバンドの歴はもう8年を数える。
 最初は高校時代のバンド経験や、所属していたサークルの延長のような感じで、いわゆる「外バン(学校やサークルの外で自律的に活動するバンド)」としてほんの軽い気持ちでの結成だった。
 そのため、バンドのデザイン(ここでいうデザインとはグラフィック的なことに限らず、パフォーマンスや活動ペース、楽曲のラインナップなどなどの全体像を指す)も辿々しく、この8年間でやっとやっと整えてきたというフシがある。

 今でこそ僕も偉ぶってこんなデザイナー気取りだけど、当時は右も左もわからないまま、メンバー内で唯一僕がたまたまそういうグラフィックソフトを軽く触ったことがあった、というだけで、本当に偶然からのキャリアスタートだった。

 このエッセイの本来のテーマ性を逸脱してしまう感じがするのであくまでも「特別編」なのだが、今回はリリース記念ということで「今までのロゴ遍歴」を振り返ってみようと思う。

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 現存する最古の、バンドロゴと辛うじて呼べるものがこちらである。

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特に有益な情報はありませんが、読んだ方にとって普段目も向けないような他愛のないもの・ことに改めて触れるきっかけ、あるいは暇潰しになったら幸いだなと思っています。

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