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#19「野木亜希子氏とコロナ」

 脚本家の野木亜希子さんの話がしたい。

 ごく一介のアマチュアとはいえクリエイティブに関わる者としても、そして一視聴者の感想としても、この方の脚本には何度も唸らされている。

 数年前の作品はもちろん、特に近年では「この時代背景」の中にありながらにして、ものづくりにできる最高の工夫をやってのけていると感じることが多々ある。

 今回言及する作品はその最たるものと言える『MIU404』『逃げるは恥だが役に立つ(特別編)』の二本。

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『MIU404』は去年の後半に放送されていた、星野源・綾野剛主演のバディ刑事ドラマ。
 元々物語がスタートした当初から舞台設定が2019年だったので妙だなあと思っていたのだが、最終回で描かれる、一連の事件の火種である久住との直接対決が、その後2020年という未来への繋がり方を分岐していたというわけで。

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特に有益な情報はありませんが、読んだ方にとって普段目も向けないような他愛のないもの・ことに改めて触れるきっかけ、あるいは暇潰しになったら幸いだなと思っています。

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