【ふらぐ通信】2022年1月号
こんにちは。
遅ればせながら、今年もFlagmentを、そして永井をどうぞ宜しくお願いします。
年越しの瞬間はPEAK ACTIONでカウントダウンアクトを担い、2022年になって初めて口にした食べ物は山岡家でした。幸先が良いです。
好きでやらせて頂いているマガジンではあるのですが、1月上旬はお正月休みを頂きました。
来月からは従来通りコンスタントに頑張りたいと思っていますので、読者の皆様はお楽しみに、そしてアーティストやクリエイターの皆様はどうかお声掛けしても鬱陶しがらないでください……。
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そういうわけで、1月はRe-Acousticの盛巧磨さんにお話頂きました。
関わりがまったくないわけではないんですが、面と向かってちゃんとお話するのはほぼほぼ初めてで、待ち合わせの時もお顔を覗き込んでアッアッアノエトとなる始末。そもそもが急なご連絡だったので、何かとご面倒をおかけしたことと思います。
元々聞き取りを予定していた場所が想定よりも賑わっており、盛さんの馴染みの喫茶店へ場を移すことに。まさにリアコの店舗が構えられていた文化通りです。
僕個人としても、文化通りは大学時代の古着屋巡りやサークルの飲み会等で少し歩いたことがありますが、じっくり見渡しながら歩いたのも、その喫茶店に入ったのも初めてでした。
郡山市民としては「文化通り」=「市民文化センター前の大通り」なので、裏路地散歩的なその雰囲気を文化通りと呼ぶのはなんだか不思議な感じもしつつ。
お読み頂いた通り、ユニークな環境下にあった少年時代から、海を渡っての経験、そして音楽的裏方・経営者としての成長過程……どれをとっても興味深いお話ばかりでした。
記事内でも言っていますが、25歳でお店を構えるという経験、自分に置き換えてみると凄いことだなと……その行動力やメンタリティに憧れちゃいました。
一概に「起業」という言い方だとのっぺりしてしまいますが、前回のぽーるさんといい、その手のチャレンジ精神的な刺激を受けることが続いていて、永井個人としてもとてもいい経験になっています。
個人的にはそれと、冒頭敬語スタートだった盛さんがだんだん砕けて、後編ではタメ語になっていっていたのがなんだか嬉しかったです。
しかし、せっかくお会いできたのに、かつてベースを弾かれていた佐藤漂白剤に関する話は最後の最後にちょろっとだけ。
ここに関しては大変お恥ずかしい話ですが、なぜこうなったかというと、コンセプト的な理由でも時間の都合でもなんでもなく、単純に自分の記憶の中で「盛さん」と「佐藤漂白剤」との紐付けがすっかり切れていた(=大雑把に言うと忘れていた)ためです。
普通そんなことないやろ、と思うと思うんですが……僕もそう思うんですが……あるもんなんですね……。深く深く反省です。滑り込みでお伺いできてよかった。
あと、冒頭に書いた看板のくだりは本当の話で。
まったく関係ない別の店が入っているのに、なぜ今も看板だけが残っているのか……建築上のインテリアだと思われているのか……あるいはもしかして、新しい入居者の方がリアコファンとか……?
真相は闇の中ですが、なんかいいなあと思ってしまいました。
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「つまらない、くだらない人生なんてない」
「同じ人生はふたつとない」
「人は誰もがかけがえのない人生を生きている」
世の中に数多ある「綺麗な言葉」の中のひとつとして、上記のようなフレーズにはとうに皆さん見慣れていると思います。
しかし、その言葉の本当の意味を体感できている人は果たしてどのくらいいるでしょうか。
もしかすると僕ら若者に限らず、40歳になっても80歳になっても、実感しがたい人にとってはしがたいものなのではないかと、ふと思いました。
ドラマやアニメが面白いのは、ひとりでそれを味わっている時はもちろんですが、人によって異なる見方を共有し合い、補い合う時でもあると思います。
それと同じように、人生のあり方の数限りないことや、その面白さ、かけがえのなさを実感する方法はたったひとつ。
他人の人生を借りて生きることができない以上、声や言葉で伝えあう他には無いのではないでしょうか。
「綺麗な言葉」は一見、月並みで何の中身もないかのように感じてしまうこともありますが、それだけではないからこそ使い古されている言葉でもあるのだと思います。
つまらない人生やくだらない人生なんてないし、誰もがかけがえのない、ふたつとない人生を生きているなあと、僕はこの活動を通して今までになかったくらいありありと、文字通りに、実感することができている気がします。
お読みの皆さんにとっても、そういうものであれたら幸いです。
来月もよろしくお願いいたします。
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