#41「コーヒー」
コーヒーが飲めるようになったのはいつからだろうか。
元々ジュース大好き人間だったので、そこまで積極的にコーヒーを飲もうというのはなかった。
明確にいつからというのも思い出せないが、少なくとも高校時代は飲んでいた記憶がないので、じゃあ大学時代のことだろうと察しはつく。
生活の至るところで自由度が高まるというのもそうだが、アルバイトや諸活動などによって部活とかとはまた少し違う「頑張る」をやる、大人ちっくな「頑張る」に憧れる時期だと思うので、その象徴、燃料、あるいは対価としてのコーヒーに惹かれて手を出した人は多いんじゃないだろうか。
あるいはカフェ巡りなんかに興じたり、カフェに限らずともおいしいものを探訪していくとどこかでコーヒーに心惹かれる瞬間はあるんだろう。
僕に関しては前者70%、後者30%くらいだったような印象がある。高校時代は今以上に出不精でお小遣いもそんなになかったので、今の高校生さんたちがドトールに勉強しに行くみたいなのもやはりなかったためだ。きっと興味すらなかったと思うし、連れ合う友達も……とにかくそんな感じである。
割と最初の頃からブラックに抵抗はなかったような気がする。もちろん苦味にワァ〜っとなった瞬間はあるだろうけど、そこに大きな苦手意識や抵抗はなく、「苦いけど美味い」をちゃんと感じ取って飲んでいったということだろうか。
今となってはコーヒーのない生活は考えられない。
後述するがバリスタがあるので、その最小量(マグカップ半分くらい)を朝昼夕3回飲むのがルーティン化している。出かける前と昼食後、夕方運動をするのでその直後の3回ですね。
毎月定期購入しているが、次回配送前に切れたら同種品のスティックタイプを買ってきて間に合わせる。そのくらい飲みたい気持ちが強いので、やや依存のケもあるのかもしれない。
とここでカフェイン中毒と書くとかなり聞こえが悪い。大量のエナジードリンク缶でいっぱいになったゴミ袋や給湯室を連想させるというか、とかくなんだか働き詰め感がある。
ただ、エナジードリンクはもちろんヤバイとして、コーヒーに関しては天井をちゃんと知っていれば毎日飲んでも問題はない。どころか頭が冴える効果だけでなく抗酸化作用も持っているので、体内の老化を抑えてくれる。運動直後に飲むのもこのためである。
こんな話はいつだかも書いたかもしれないが、つまりはその頃から変わらず、今もコーヒーには大変お世話になっているということである。
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社会人一年目の春、入社も早々にインフルエンザをやったことがあった。
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