月陰に
目眩がする。昨日は眠ってはいけない気がして朝方まで眠れなかった。感覚に従いながら、抵抗しながら、冷静に努めようとしたが、少し怖かった。が、認めないようにしていた。これらの堂々巡りである。嫌な人はもう読まないことをお勧めしたい。
なぜわからないの?というくらい、関わってはいけないモノと関わっている人がいる。そんなリンク貼らないで!自分の側に置いてはいけない。伝えたくても、これ以上近付くことができない。ご利益があると思っているのか、そんな訳はない。代わりに何かを差し出したり、奪われたりしているはず。とても危ないことだと思うのだが。
わかっている。私が先に気付いてしまって意識を向けたから、向こうに見つかってしまった。体に冷たい空気がザザっと流れ温度を奪った。干渉されているのがわかり振り払う。その間、助けを求めようと文章まで作ってはみたが、送れなかった。送られた方は迷惑でしかないからだ。私から離れたかな、と思うと、私の家族の方に行ったようだ。寝ているはずなのに、うわっと呻いたりガタガタ動いたりしている。すぐに見に行って、大丈夫?と声をかけて顔を見た。目を覚まし、うん、と言った。
多分今は去ったのかな、と思ったが、再び来ないという保証はない。意識を向けてはいけなくて、でも気付いてしまって、本当はその人本人に伝えたい場合、どうしたらいいのだろう。
第二夜目の緞帳は重く閉ざされたままでいてほしいと、そう切に願う。
また助けてもらったのだろうか、感性は働かないが怖さがなくなった。何らかのプロテクトなのか感性が働かないためわからない。大人しくその庇護の下に隠れていた方がよいのだろう。
両手に温度が灯った。
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