記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

愛する人を抱きしめたい、私から(マイエレメント感想)

夏休み映画として大天才すぎる!!!!
そんなマイエレメント、一足先に吹き替えを試写会で見てきましたので感想noteです!
※noteだんだんネタバレありのTwitter長文版みたいになってきてる
※今回もネタバレしかないので要注意
※タイトルはエンディング曲の歌詞より(歌詞全部ウェイドすぎるだろ)

カラフルで、世界にわくわくして、
展開も早すぎず遅すぎず、
子供にも分かりやすく、
感情移入もできるし、
ロマンス要素はドキドキできて
これってもうthe夏休みムービーじゃん!!!
やっぱディズニーって大天才だな!!!
が最初の感想です!!!

吹き替えのメイン2人、川口春奈さんと玉森裕太さんも大天才
特に玉森くん…あんた天才だヨォ!!!どうやってその声出してんの?最初玉森くんってわかんないくらいだった
でもとにかく声質が優しっっってかんじで…
ほんとに…すごいよぉ………

そしてピクサーって世界を作るのが本当にお得意ね
最初のこんな世界観ですヨォ〜のご提示が本当にすてき
エレメントシティのすべてにわくわくがとまらなかった!!!
子供も絶対好きでしょこんなん!!!
光と色と質感が最高です 天下のディズニー様…

大大大天才だから点数をつけるなら100点!!!!
でも200点にはならなかったかな 
というのが今の正直な感想
抉られたか、と言われたらそうではない
でも普通に好き………何度か涙が出ちゃうくらいには………(刺さってはいる)


■ウェイドになりたい…なれない…

序盤、試合観戦時
ウェイドがまわりのみんなの空気をひとりで変えて、
調子悪くなってた選手が盛り返して、
みんなでわー!ってビッグウェーブをつくるシーン
ウェイドの性格がよく伝わるシーンだったとおもうんだけど
それが本当に本当に本当に!最高に!ディズニー!!!ってかんじで、めっっっちゃ素敵でさ……
うわー!!この人ってすごい!!!って、エンバーと一緒の気持ちになってた
選手が調子悪くなっちゃった背景に思いを馳せて、まわりがブーイングだったのにそんなの気にせず1人で応援はじめて、それを巻き込んでいって良い方向に変えていって、勝利にみちびく…
そんなの誰にでもできることじゃないよ
考え方が優しくてすてき、実行できる勇気もすてき
わたし…ウェイドがすき…というか…わたしがウェイドになりたい…ってなった
とにかく周りを巻き込んでいくのが好きでね
たとえばラプンツェルが街の人たちをどんどん巻き込んでダンスしてユージーンとの距離もどんどん近くなっていくやつとかね…
なのであのビッグウェーブ最高
しかもウェーブが本当に波だし…映像すご……

それから、これがだめ!ってなったときに
でもこれはできるかも!やってみようよ!ってなるのが本当にウェイドの素敵なところだと思った
たとえば家族に紹介してくれる時、水に触れずに同じ卓を囲む方法をすぐさま思いついたりさ…
全然泣きゲームが刺さらなかったときに、告白してくるとかさ……
頭の回転がはやいわ

察しもいい
ガラスの花入りボール(言い方もっとなんかあるだろ)を渡しに来てくれたとき、
さよならを言おうとしてるな?って察して、
本物の花を見せに連れて行ってくれたり、、、
 
ウェイドの精神年齢が高すぎて(よく涙が出るから幼く見えるタイミングもあるけどそれだけでは?なんならそこも可愛いポイントだし…)
それと比べるとエンバーおちついて!って思っちゃう部分があったというか
もっとウェイドの悪いところも知りたかった!
ウェイドの「いいやつ」以外のところも知りたかったよ
そんなにエンバーのことを自己犠牲的に愛さなくてもいいんだよってなる瞬間があった
とにかくいいやつすぎるんだわ…
思い切り振られた後、もうエンバーのことなんて助けに行かないぞ!っていったんなってほしいのに、
それでも大急ぎで助けにきてくれていいやつすぎるよ…
だいしゅき…

共感より共存
今回の映画のテーマ、核はこれかも
アンジュルムの愛すべきべきヒューマンライフって曲にある歌詞で、ここが素敵だよねって話を前にフォロワーさんとしてたんだけど
まさにウェイドってこれで、、、
エンバーの気持ちや境遇は、違う環境属性で育ってきた自分にはわからない、
と言いつつも
それでも共存は諦めない
だけどこうしてみたらどう?こういう形ならできるよ、やってみようよっていう共存の仕方で
それが本当に素敵だと思ったし
私もそんなふうに生きていきたい………

■その人ならではのできること、ふたりならできること どっちも美しい

たとえば、鉱物に飛び乗って自分の色を変えたり、きれいなガラスを作ったり、雲?で顔を作って子供たちを笑わせるエンバーと
水を走って散らして虹を作るウェイドとか…
火ならでは、水ならではの素敵さももちろんあって
それがお互い惹かれ合うポイントにもなってたと思う
デートめちゃくちゃよかった…色彩も素敵だった
全然違う2人が、惹かれあって行く過程を丁寧に描いてくれるの本当に好き
これぞディズニー

エンバーがウェイドの優しさに触れるたびに、穏やかでやさしく満たされた雰囲気になっていくのをみて
ウェイドの愛が消化活動しとる…って思った笑
過去の話をしたときに、エンバーもお父さんもそれを怒りにしてたけど
ウェイドが泣きながら怖い目に遭ったんだねって言ってくれたから
エンバーも、怒りの中に深い悲しみがあったことに多分気づけたんだとおもう

そして
お母さんの占いの時ふたりをあわせて火をつけたところをみて…
それから手と手をまずは繋いでみようよってジュワジュワしながら合わせてみたところをみて…
はあああ これこそディズニー……
わたしのすきな「it starts with you and me」ですね…ってなった
理不尽な占いを、自分の力で運命にしていくウェイド、かっこよすぎんか??
あの占い、そんなのインチキ!無理に決まってるじゃん!ってなってもいいのに
エンバーの大切なお母さん相手だったからかもだけど
その占いに合わせた方法を自分の力で思いついてやってみるっていうのが…ウェイド…天才…

だから逆に、逆に?最後さ、ウェイドを復活させるときに、エンバーが、火ならではの何かの力で、水を生み出せるみたいな仕組み?ふたりならではの何かの力になってたら、よかったのになーと思ったりもして。
(泣きゲームの再現も素敵だったけどね!)
(化学に強くないのでそんなことできるか知らんけど)

■展開が…わかる…わたしにはわかる…!

驚きの展開はなくて…もっと驚きたかった…というのが本音

父が、自分の父は最敬礼?を返してくれなかったってエピソード知った瞬間に
ラストシーンはこれだろうなって思ったし、
ウェイドが溶けてしまった時も、蒸発して上に留まって復活するだろうなと思ってしまったし、(でも溶けて亡くなってもいいと思えるくらいの恋ってすごい)

でもなんかこれくらいわかりやすいほうがいいのかも
展開がわかりやすいからこそ、
小さいところで人種差別とか、移民問題とか、含みを持って描いてるだろうなってところが際立つというか、
子供にはわからないだろうけど大人は気付けるみたいなのがあるんだろうな
標準語が得意だね→生まれた時からこの言語です、っていうところとか………

■父か恋人か ではなくて

嬉しかったのは、自分のやりたいことのために全てを捨てなくてもいいところ
ウェイドと一緒に知らない世界を見てみたいっていう気持ちと、
お父さんお母さんが大事にしてきたものを自分も大事にしたいと思う気持ちと、
どっちも大切にしていいというか…
それって共存するよね
やりたいことのために親とのつながりを全部断ち切る必要はないし
一緒にいなくても大切に思ってることは伝わるし
エンドロールで帰宅する娘を大歓迎する両親の絵を見て泣けちゃった

トイストーリー4では、なんとなく、ウッディは、バズとかアンディとの過去を全部断ち切って前に進まなきゃ行けなかった感じがしたというか
どっちかしか選べない感じがしちゃって
それが悲しかったんだけど
エンバーは結果的には
青い炎や両親のことが大事なのは変わらない、でもウェイドへの気持ちや、自分のやりたいことをやりたいって気持ちも大事にするかんじがよかった!!!!

というわけで字幕で公開日にまた見に行くのが楽しみです

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?