暮らしの道具 食にかかわるもの5選
今日は食にかかわる道具の話。
私の台所仕事は道具たちの存在があってなんとか成り立っている。
上向きに保ってくれる道具との出合いはワクワクする。
マッコリカップ
そもそもは韓国でマッコリというお酒を飲むためのカップ。
アルマイトというとても軽量な素材で作られていて、取っ手付きのボウルとしてアウトドアや台所での料理シーンでよく見かけるようになった。
我が家は11センチと13センチの2種類を購入してみた。
たしかに軽い。
そしてこの華奢な取っ手は使ってみてとても良い役目を果たす。
小さい器を抑えながらの作業は気を遣うものだが、これは取っ手にぎゅっと力を入れられるのだ。
ドレッシング、卵など液ものを混ぜるときに重宝している。
それから、取っ手をフックにかけておけるので収納も簡単だ。
いくつか重ねておくのも厨房感が出て良いかもしれない。
ワイヤー鍋敷き
木製や布ものの鍋敷きはいくつか持っている。今回ワイヤーの鍋敷きを使ってみたのは、熱々の土鍋を置いたときにこれまでの鍋敷きが焦げてしまったから。
誤って木製のテーブルに直置きしてしまった時は、出来上がったまんまるの焼き印にかなり凹んだ。
ワイヤーは安心して乗せるものの熱々具合を気にせず使えている。
それから、木のものが多いブラウンテイストの我が家にはワイヤーのシルバーがいいアクセントともなってよい。
これもマッコリカップ同様、フックにかけて収納することにした。
かごバッグ
毎朝沸かすお茶の茶葉とそうではない茶葉をそれぞれ別のカゴバッグに収めることに。
一括することもできるのだけれど、ゴソゴソバッグの中を手探りする時間はもったいないと思ってしまう。
早くお茶を淹れて、温まりたい。
開け口の広い手提げはさっと手が入る上に見下ろせばどこに何があるか一目できるところがいい。背の低いものを立てて収納するのにも向いている。
文庫本や調味料ボトル入れに良さそう。
また、買い物バッグとしてもいい。
もしショップをオープンするとしたときにはこういった、多方面で活躍できそうなアイテムを多く取り扱っていきたい。
キッチンリネン
器拭き用に長く使ってきた無印良品の綿布巾を、リネンクロスにかえてみた。
これまで布のサイズと拭き上げる器の量が合っていなかったため大判の物を探していたのだ。
このリネンは洗うたびにふんわりとして吸水性が上がっている気がする。
ループ付きで常に使いたいところにかけておけるところもポイントが高い。
個人的には、布の角より辺の真ん中にループが付いているとかけている姿のバランスも良い気がしている。
少しずつ持ち過ぎない程度にラインナップを増やしたい。
器づかい
料理という家事に楽しさを上乗せしてくれる存在が器だと思っている。
私は料理が特別得意というわけではないから特にそう感じるのかもしれない。
今日はどの器が合うか選ぶ楽しさ、盛り付ける楽しさ、目で見ても使っても楽しませてくれる。そんな器を集めている。
きっと食器棚にある器の数は、5人家族のわりに少ない方だと思う。
これまでは器と言えば白と決めていた。
が、最近では色や柄物に惹かれている。
たぶん、和食をよく作る私の料理は茶色っぽい仕上がりになることが多くて、柄物の器は茶色を引き立てるいい役割をしてくれるのかもしれない。
後は気分。
何となく柄物の器は気分が上がるようだ。
特に暗い空模様が連日続くこの季節には、気持ちが上向く器を使いたい。
作家さんの作る器はやっぱりいいなと思う。
一つとして同じ形がなく、それぞれ個性が詰まっている。
どの個性も尊重されて、気に入った誰かの手に渡っていくのを待っている。
わが家に来てくれた個性も許される限り愛でて、長く付き合っていきたいなと思う。
私は道具を生み出すことは出来ないけれど、誰かが誰かの暮らしをちょっとにこやかにするために作ったものを、おもいっきり個人的な目線でおすすめしたりお伝えしていけたらいいなぁと思う。
最後までお付き合い下さりありがとうございました。
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