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何を感じたか?を見つめる、言語化することが心を健やかにする

最近、芸能人で自殺をする方が増えていますよね。
そういう方って、
健康な人から見たら想像できない程の苦しみがあったり、
相当ひどいうつ状態が続いていたのでしょうか?

私は、10年くらい前に、
鬱になってしまって奥さんに離婚された
男性に出逢ったことがあります。

彼は、一部上場企業の商社マン。
営業部長で出世コースを歩んでいた、いわゆるできる営業マンでした。
一年中、世界中を仕事で行き来するのが彼の仕事。
一週間、上海へ。
帰国するとトランクを変えてヨーロッパ、
また帰国すると北米へ、
などといったルーチンが続いていたそうです。

そんなある朝、今日も元気に海外出張へ出かけようと、ベッドから起きあがろうとした瞬間、体が動かないんですって。
心は全く元気で意気揚々としているのにですよ。

自分でも何が何だかわからずだったとか。
そして数時間後やっとの思いで起き上がったものの、
体が重くて歩くのもままならない。
その日、出張はあきらめ延期したそうです。
そして
「疲れていたんだろう、寝れば治る」
と思っていたのですが、なんと数日後にまた同じ症状に。

この時ばかりはさすがにまずいと思ったようで、
病院に行ったところ、うつ病と診断されたそうです。

うつ病ってこの方のように、最初は心は元気。
でも体は正直だから、体に先に症状が出るのだそうです。
ですから、急に動けなくなったという方、結構いらっしゃいます。

こんな風に、世界中で特に先進国で
うつ病にかかる方って増えているようですね。
私は専門家や医者ではないので、
あまり言及はできないのですが、
ライターという観点から見ると、現代の人たちって、受け取る情報量が多すぎて、情報のシャワーを浴び続ける一方、
自分が常日頃から感じたり考えることを
大事にしていない方が増えている気がします。

たとえば、家に帰ってきたときに、なんとなくモヤモヤしている。
なんだろう?と探ってみる。
すると、あっ、今日上司に言われた一言に
何となく傷ついていたんだ、と気づく。
そして自分を癒す。
まあ、そういうつもりで言ったのではないのだろう?とかね。
そんな風に自分のココロに刺さった小さなとげに
気づいてあげてそっと取り除く。
または朝、駅に向かって歩いているときに、
新緑の香りがあたりを包んでいることに
ふと気づいて癒されたり・・・。
常日頃から、色んなことにアンテナを立て、
自分のココロを除いてみることって結構大事なんです。
それをせずに、
自分が今すべき仕事や家事に追われて、
全てに対してスルーしていると、
いつの間にか、心にナイフが刺さっていることにさえも、
気づかずに過ごしいつしか
うつ病になっていたというパターンが多い気がするのです。

自分のココロを大事にして、時には労わり時には理解してあげる。
それだけで、健やかに生きていくことができると思うんです。

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