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セルフポートレートのススメ clusterカメラ2.0(PC、スマートフォン編)

こんにちは、りおもろです。clusterを中心にVRChat、Neos VRなどのVRプラットフォーム(*1)で遊んだり、イベントしたりワールド創ったりして過ごしています。

今回はPC、スマートフォン向けにアップデートされたclusterのカメラを使ってみて、感じたこと、ちょっとしたコツなどを紹介していきます(*2)。
また、今回記事を書くにあたり、紹介する写真の一部は撮影後加工しているものもございますが、機能の紹介などには直接影響はないと思いますのでご理解いただければと思います。

(*1:各プラットフォームにおいて〇〇プラットフォームと呼び方が異なる場合がありますが、この記事内ではVRプラットフォームと記載を統一します。)
(*2:今回紹介する方法はPC、スマートフォン向けの内容となります。)

なぜこの記事を書くのか?

PC、スマートフォンでも空間内に自由に配置できるカメラ機能が実装されました。実際に使ってみると、思った以上にVRでの写真撮影にも劣らないような写真撮影ができると感じ今回の記事を書きました。

まずは、アップデートされたカメラの使い方をcluster公式note記事で確認!↓

アップデートでどう変わった?

大幅アップデートということで、書きたいことは多々ありますが、機能的には、

・ワールド空間上にカメラを固定できる

これによりPC、スマートフォンでの写真表現の幅が一気に広まったと思います。今回の記事では”セルフポートレート”、いわゆる自撮りについてフォーカスしていきます。

日の丸構図ライクな写真から脱却する(できる)

以前のカメラ機能で自撮りをした場合、カメラの方向は常に自分の頭部、顔にフォーカスされる仕様でした(イメージとしては、自身のアバターの頭部にカメラに対しての”原点”が存在し、ズームするとその原点方向に向かってカメラが接近していくような感じです)。

周囲の景観を入れつつ撮った場合はそこまで意識することはないのですが、ズームした写真を撮ろうとした時に写真として写るのは全身から上半身の写真、さらにズームしていくと自身の顔や頭部が写真の中央に写し出される状況でした。

中央に被写体を置いて撮る構図を日の丸構図と呼びます。日の丸構図が良い悪いという話ではないのですが、これまでのカメラは仕様により自ずと、日の丸構図のような写りに縛られる傾向がありました。

今回のPC、スマートフォンでのカメラアップデートにより、ワールド空間上にカメラを固定でき、さらに自撮りの際も自身のアバターを中央に寄せて写るような仕様ではなくなりました。
これにより、日の丸構図ライクな写真に縛られない自撮り、セルフポートレートが撮影できるようになったことが大きな魅力だと感じています。

セルフポートレート撮ってみた!

ゴニョゴニョとした説明はここまで!ここからは、ここ数日で撮ったセルフポートレート写真を紹介していきたいと思います。

構図の制約がなくなるとどんな写真が撮れるのか?

上記に記載した通り、自分を撮る際に中央に寄った写り方をしないので、上下左右に被写体として寄った写真が撮れるようになります。

壁の窓を通して被写体をやや左に寄せた一枚。手前に壁を写し、被写体奥の空間も併せて写すことで奥行き感を出しました。

建物の天井付近から斜め下方向に俯瞰するように撮った一枚。被写体のみならず窓側から差す外光も含め切り取りました。

顔以外の一部分にもフォーカスして撮影できる

セルフポートレートでズームして撮影しようとした場合、以前の仕様ではどんどん頭部にフォーカスしてしまいましたが、今回からは自身の一部をズームして撮影することも可能になりました。これにより例えばアクセサリーやある特定部位にフォーカスした写真も撮ることができます。
部分的に見せることで、意味やストーリーを含んだ表現も広がると思います。

全体的に暗いワールドで、オレンジのラインが映えるヒールにフォーカスして撮影しました。

エモーション中に脚にフォーカスした一枚。場合によっては見る人によって異なる印象やストーリーを与えたりもするかもしれません。

座る、寝る、乗るが楽しい!

カメラがアップデートしたとはいえ、PC、スマートフォンでのアバター操作はVRデバイスでの操作のそれと表現できることに差はあります。
ですが、カメラ機能と併せてエモーションや、ワールドによって仕掛けられているギミックなどで表現に幅を持たせることは可能です。

ワールドによっては、座る際のポージングの設定がされているものもあります。
上の写真は片足を上げながらブランコに座っているポーズが設定されていました。
静止している状態ですが、ポーズのおかげで全体に動きが感じられる一枚になったかと思います。

寝る、横になるというポーズもカメラ機能を駆使していろんなアングルから撮ってみると面白いかもしれません。

乗り物ギミックは乗り物の種類やワールドの景観を含め、どんなシチュエーションを撮ろうかとついつい悩むことが多いです。現実には存在しないような乗り物・生き物にも乗れるところもVR空間での写真を撮る際の楽しみポイントかもしれません。

ガラス越しに、遮蔽物越しに撮ってみる

カメラを自由に動かせる。それだけで色々とやれること、やってみたいことが増えていくでしょう。例えば、ガラス越しや家具の隙間から撮ってみる。それだけで印象が違う一枚が撮れることもあります。

今回のお気に入り。やや光沢感のある色のついたガラス越しに撮影した一枚。
不思議な空間に佇みつつ、全体的にふんわりとした印象となりました。

家具の隙間から窓に佇む被写体を撮った一枚。撮影者側が物陰に隠れながら被写体を見ているようにも見えます。

ガラス越しに蝶を見つめるような一枚。

何はともあれPC、スマホで撮っていて楽しい!

ここまで色々と書いてきましたが、僕の今回の結としては細かいことや技術的なことはさておき、操作に慣れていけば僕に限ったことではなく皆さんも楽しく、そして面白かったり、エモかったりするセルフポートレートが撮れるということです!clusterで!PCで、スマートフォンで!

最後に

いかがでしたか?
個人的には、どのデバイスのユーザーであろうと撮ることが楽しく、そして工夫し甲斐があることを思わせてくれる内容のアップデートでとても良かったということに尽きます。

VR空間で写真を撮ることは、実空間で写真を撮ることとは違った楽しさや可能性があるので是非やってほしい。そういった想いでこれまで記事を書いてきました。今回のアップデートで、clusterのカメラ機能はデバイス問わず可能なことが一通り足並み揃った感じがあります。

この記事を読んで興味が湧いた方はぜひ、写真撮影にトライして楽しんでもらえると何よりです。
(以下本記事と併せて、読んでいただけるとclusterでの写真撮影がもっと楽しくなるかもしれません!)

前回のカメラ記事でも書きましたが、今回のアップデートでもclusterでの写真文化、コミュニティのようなものが加速していくのでは?と感じています。
今後も、写真を撮って楽しむ方々が増えれば僕としても嬉しい限りです。

さて、今回はセルフポートレートにフォーカスした記事でしたがPC、スマートフォンで音楽イベントなどの写真がどこまで撮れるかということも興味があるので機会があればそんな内容の記事も書くかもしれません。
ではでは〜

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*謝辞

 今回掲載している写真に写っているアバターは現在開催中のアバターマーケットで購入させていただいたものを使用しています。また、ワールドも写真を撮ることが楽しくなる、ワクワクするようなワールドで撮らせていただきました。

アバター制作者の皆様、そしてワールドクリエーターの皆様ありがとうございました!

*撮影ワールド
どれも写真撮影が楽しくなる素敵なワールドです!

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