【ネタバレ視聴記録】ルパン三世part6 エピソード0 さよなら次元。サヨナラしないサヨナラ。

“次元”小林清志、ラスト出演に反響続出「小林さんの次元は永遠」「最後までクラシック」（オリコン） - Yahoo!ニュース

次元役の小林清志さんが引退することになりこの回、どこを切ってもセリフが暗示的で心締め付けられる。警察の追手を逃れたアジトでの酒盛りが延々続くなか、ルパン一家（銭形も含む）の面々と次元が一対一のやりとりをする。

銭形になぜルパンと連んでいるのかの聞かれて…。

次元「別に語るほどの理由なんてねえよ。ただ面白いことをやって美味い酒と美味いタバコを吸えりゃそれで良かった。」
銭形「美味い酒ならどこでも飲めるだろう。こんなバーだってな」
（銭形、次元をチラ見する。次元の表情は帽子に隠れて見えない）

ルパンにあっては五右衛門と次元を二人きりにするために（？）トイレに行くのである！

次元「また説教かよ。酒がまずくなるからやめろ」
五右衛門「次元、お主の本心はどこにある。本気で足を洗う気ならそれがしも黙っては居らぬぞ」

不二子は一人でベランダで黄昏ている。ルパンと切れて私と組まないかとエロく誘われた次元は、天地がひっくり返っても有り得ないと即答する。

次元「俺には向かねえだけだ…お前がいい女だってのはわかる…」
不二子「あなたにそう言ってもらえるなんて…。天地がひっくり返ったみたい…」
次元「クッ」

不二子（独り言で）「あなたと飲むお酒も悪くないわね」

誰もが皆次元にサヨナラは言わない。そしてルパンだけは次元と一対一で話すことすらしなかった。それは言葉にしなくていい関係だからこそだろう。
夕陽に向かってまた酒を飲もうと呟いたルパンのそれが惜別の言葉だった。
サヨナラは言わない、次元、ありがとう。そしてお疲れ様。

以下公式サイトより

タイトル：EPISODE 0 ―時代―
出演：栗田貫一、小林清志、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一ほか
原作：モンキー・パンチ
監督：富沢信雄
脚本：高橋悠也
キャラクターデザイン：横堀久雄
音楽：大野雄二
制作：トムス・エンタテインメント
製作：ルパン三世PART6製作委員会