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相手を思うことと相手のためになること

「あなたのためを思って。」
「あなたのためを考えると…」

生活の中で、このような言葉を嫌というほど聞いている。

この考え方をしているときは、相手に伝える前に、一度冷静になって考える必要があると思う。

「それは、本当に、“相手のため”なのだろうか」と。


とは言っても、本当に相手のことを思って、相手のためになることを提案してくれる人も大勢いる。私の周りにも、本心から、本当に相手のためになることを伝えてくれる人はいる。

ただ、私自身、気をつけたいなと思うことの1つでもあるのだけど、本当にそれは相手のためになるのかと考えないといけないということ。

伝えようとしていることは、相手のためではなく、自分が満足するためなのでは?と思う。


それからもう1つ思うのは、相手にそれを伝えるときに、強要するような雰囲気を出していないか?ということ。

いくら相手のためを思って伝えたことだとしても(実際に役に立つことであったとしても)、それを実行するかどうか、取り入れるかどうかは相手が決める。

伝えること自体は悪いことではないと思っている。ただ、どんなことであっても、伝え方には意識を向けないといけないなとつくづく感じる。



私の周りは、良い意味で自分に自信を持っている人が多いから、余計にそう思うのかもしれない。

悪気なく、自分に合っていたやり方を相手にも伝えてくれる人がいる。確かにそれはその人自身にあっている方法かもしれないけれど、全員に当てはまるかどうかはまた別の話。

自分で自分に合う方法を見つけたのであれば、そのことも併せて伝える必要がある。「私はこうだけど、あなたはあなたなりのやり方がある」って。

そうすれば、伝えられた側は「そうなんだ」って思える。それを取り入れるかどうか、自分で判断していけると思うから。


無理して、「あれもやらなきゃ」「これもやるべき」って、自分に課題を作りすぎてしまって、無理をしないようにしたい。




なんて、自分に対する教訓のような。
改めて意識しようと思えた出来事でした。

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