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教科書みたいな言葉通りの受け取り

新卒君とのやり取りで、こんな教科書に載っている話みたいなことが本当に起こるんだなと思った出来事がありました。

3年の間があいているとはいえ部署内の入社順でいうと僕の次が新卒君。割と簡単な仕事を新人が受け持つ為、今年新卒君がやっている仕事を前回までやっていたのは僕というケースが多いのです。

1月月初にある仕事の準備に着手しようとしていたので、
「昨年データをしっかり確認したうえで不明点など、絶対出てくるはずだから聞いてくるんだよ」
と助言をしました。

更に付け足しで、

「今後(来月以降という意味で説明したつもり)もわからない所が必ず出てくるはずだから、遠慮なくいつでも聞いてくれて良いからね」

という話をしました。

彼は「わかりました!」と返事をしたものの、その日特に何も聞いてくる事はなく、僕も自分から事細かに説明するのもどうかと思いそのままにしていました。

それから3週間後くらいに突然、
(つまりもう1月後半も後半)

新卒君「すみません、〇〇社にアポを取りたいのですがもう何日も全く連絡が付かないのですが」

え?
だから準備をすれば不明点が出てくるはずだから僕に確認してから業務に取り掛かるよう話をしておいたのに、今の今まで今月は何をやっていたんだ?

※詳しく説明出来ないもののデータベースのシステム上、そういう特殊なケースがたまに出てくるのです。
それに対処する方法も考えたら普通はわかるんですけどね。

なんなら、他の先輩にでも聞いてとっくに終わらせているものだと思ってた業務でした。

その他の業務も目に余るほど進捗が残念な感じだったので、この日は同行をして彼の行くべき場所のナビに徹し一気に片付けるよう手伝いをしました。

車中とても気になっていた「なぜこんな時期まで何も聞いてこなかったのか?」を聞いてみた所、彼から出た返答はなんと、

「せんぱいがいつでも聞いてくれて良いからねと言ったので、いつ聞いても良いんだと思っていました。(急がなくても良い)」

あーそれは、これからも困った時はいつでも聞いてくれという意味であって、早く着手しなきゃならない業務をいつやっても良いぞといった訳では無いのだ。

発達障害についての講義や勉強会で習ったような事例みたいなケースを、まさかこんな形で体験することになるとは!!

なるほど、こんなふうに彼独特の解釈で処理されるからありとあらゆる場面ですれ違いが生じているのか。

こんなものは怒って指導したところで、全く無意味なのだと心から実感させられた出来事でした。

このような簡単なやり取りでもすれ違いが生じているならば、今後お客様と更に難しい原稿のやり取りをしていく事など到底出来る訳では無いというある意味答えも見えてしまった1月後半の出来事でした。

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