【濱降祭】に心を奪われたお話し
みなさまは
茅ヶ崎市という街を知っていますか?
【どんな街?】って
聞かれたら
どんなイメージがありますか?
2021年7月7日
京都から茅ヶ崎に移住をして
2年が過ぎました。
何故移住を決めたんですか?
この質問を
色んな方にされました笑
まずは
不動産仲介さんでした。笑
2020年
緊急事態宣言による
個人的な影響は、
その年の
年末除夜の鐘の音を
聴きながら
来年からどうしようかなぁ?
みなさまも
いろんな場所で
たくさんの変化を経験されたのでは
ないでしょうか?
2021年人生初のニート
いわゆる
失業ということから
スタートすることになりました。
私自身は、
アパレルメーカーで30年経験してきた事を
活かして商業施設で働く
店長様の研修関係のお仕事を
させて頂いてたので
休館や時短営業の影響は
研修という予定が無くなってしまい
ニートになるという初めての経験を
させていただきました。
会社員時代は
猛烈サラリーマン
当時はSVという役割をしておりまして
月に2~3日あるかないかの休日
24時間営業 笑
常に携帯電話ON
だから映画館にさえ入ることが
できませんでした。
2016年8月会社員を卒業してから
スタートしたフリーランスという
働き方は、休みなのか?働いているのか?
まとまったお休みを取った経験がなくて
ドキドキ、ワクワク、ヒヤヒヤ、、、、
2021年の京都は
観光客がいなくなりました。
どこに行っても人が多い
京都の町並みから
人がいなくなった
京都の街並みは
本来の京都という景色を
見せてくれました。
お金や仕事に縛られないとしたら
どんなことがやりたいですか?
しつもん家
マツダミヒロさんの
LIVE配信を聴きながら
そんな問いが浮かんできました。
そしたら
ミヒロさんが
稲村ジェーンの話を
されていて
10代の頃
Fineという雑誌をみながら
大人になったら
海の近くに住みたい
そんな夢を描いていたことを
思い出しました。
湘南 = 海
サザンオーススターズ
大好きなキョンキョン(小泉今日子さん)の
ドラマ【最後から二番目の恋】のシーンを
イメージしながら
基本ミーハーです笑
茅ヶ崎に移住をしました。
思いたってから
たった1ヶ月でお家を決めて
荷物をまとめて
そして
この意味不明な引越しを
決めた理由を不動産屋さんに
お伝えしたことが
きっかけで
リノベーション賃貸やシエアハウス
ホステル事業をされている
不動産屋さんでお仕事をすることに
なりました。
移住先と仕事を
新しくして
この行ったことも
知り合いもいない
茅ヶ崎市に移住をしました。
今のお家の決め手になったのは
オンライン内見会で見せて
いただいたお隣さん
今宿
氏神様が祀られている
松尾神社がお隣さんが
決め手になりました。
一人暮らしの身
毎朝 おはようございます。
毎晩 お疲れ様
なんて声をかけられる
お隣さんができました。
おっと
この段階で1000文字を超えていますが、、、
ここからがタイトルの
お話になりますので
もうちょっと
お付き合い頂けたら嬉しいです。
海〜キョンキョン〜サザン
サーフィン〜うみ〜
こんなイメージしかなかった
茅ヶ崎のイメージが
2022年7月17日(海の日)に
4年ぶりに開催された
【濱降祭】
うちのお隣さんから
毎週末聞こえてくる
「よい!ヨイショ!!」
そして【甚句】
心地よく
リズミカルに跳ねる
鈴の音
夜な夜な
ガタイの大きな人たちが
お神輿(おみこし)を
真剣に楽しんでいる姿
正直
京都の祇園祭で
鉾を遠くから見たことは
あっても
こんなに間近でお神輿を
見たのは初めてでした。
【カッコイイ】
すぐにこの【濱降祭】という
お祭りについて
調べてみたのはいうまでもありません。
天保年間(1840年頃)、寒川神社の神輿が、大磯で行われる国府祭(こうのまち)に渡御した帰りに、参加した神社の氏子たちが争いを起こし、御輿が相模川に落ちて行方不明となりましたが、南湖の鈴木孫七がご神体を発見し寒川神社に届けたことを契機に、寒川神社の神輿が南湖の浜で「禊(みそぎ)」をするようになったというのがこのお祭りのはじまり
茅ヶ崎にある39社の神社から
氏子さんが中心になり
お神輿を担いで
海に向かう
早朝2:00
白い衣装に身を包んだ氏子さんたち
【甚句】の声と
【よい!ヨイショっと】
いよいよ
お隣さんのお神輿が出発しました。
もうね〜
ついていくしかないでしょ笑
普通に歩いてでも
海までは
40~50分ほどかかります。
この長い距離を
休憩を取りながらも
担いでいる氏子さんたちの
祭りに対する熱い思いが
伝わるほどでした。
中海岸に差し掛かると
色んな神社から出発した
お神輿が合流します。
この時間帯になると
見物客も増えて
中々前には進めません。
まだ涼しいはずの
朝の時間帯のはずが
人の熱気で溢れていました。
海が見えてきました。
視界が大きく広がると
同時に朝日に照らされた
金色の鳳凰が
更に大きく翼を広げたように
感じました。
【よい!ヨイショっと!! 】
掛け声が大きく響き渡りました。
【鐶(カン)】通称、箪笥(タンス)
*お神輿の両側についている
箪笥の引き手のような金属
箪笥のリズムに合わせて
鈴が弧を描くように
綺麗に跳ね上がりました。
長屋を担ぎながら
足元はダンスのような
軽やかなステップ
オレンジ色の朝日が降り注がれる
海岸に39基ものお神輿が
海に集結する
海に入って禊が終わった
お神輿が次々と海岸に並び始める。
たくさんのお神輿が並んでいる中でも
やっぱり、
うちのお隣さんのお神輿が
一番輝いて見えました。笑
(すっかり親バカ状態です。)
2023年 2年目の夏
お家の再更新を決めました。
なぜって
それはお神輿に甚句に
恋をしたから笑
なんちゃって笑、、、
お神輿を担ぎたいって
思ったから
そして
その夢は2023年の秋
9月9 日に開催された
【例大祭】で叶えられました。
どうしてお神輿を担ぐことが
出来たのか?
それはお隣さんが
繋いでくれたご縁
本当はお話ししたいんだけれど、、、
ここまでで
2000文字
どうしてお神輿を担ぐことが
出来たのか?
これを書いてしまうと
もはや読書レベルになってしまうので
また、次回の機会に書かせて頂きます。
最後までお付き合い頂きました。
みなさま
本当にありがとうございました。
茅ヶ崎=お神輿、濱降祭という
イメージに塗り替えられました。
土地を知る
文化や歴史を知る
背景や文脈を知る
自分の暮らしを育むこの場所が
どんな歴史を経て今があるのか?
想像するだけで
ワクワクしてきます。
あなたの住んでいる地域の
氏神様、産神様に会いに行きたい
そう思って頂けたら嬉しいです。
最後までありがとうございました。