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【モンキ】おぼえ書き_101 双極性障害と生きていく その15

みなさんどうも。「モンキ」です。
私の仕事は外仕事、肉体労働です。
肉体労働といえども仕事のコツのようなものはありまして、経験が長くなるとともに作業能率は上がってきていました。
しかし今は、それが落ちているように感じています。
今回は、仕事のスピードの低下について書いていきます。

私はこれまでにも何度か、仕事のスピードが落ちたなと感じた時があります。
それは大抵、うつ状態がひどくなった時です。
うつ状態により集中力がなくなり、ミスが多くなります。
そうすると今度はミスをしないようにと何度も確認行為をするようになって、どんどん仕事が遅くなるのです。

そんな時は、ひどく自分を責めていました。
自分はなんて仕事ができない人間なのだろう。
他の社員にいっぱい迷惑をかけている。
みんなはこんな自分のことをどう思っているのだろうか。

毎日びくびくしながら仕事をしていました。
そうして、さらにうつ状態が悪化していくのです。

家族からは、病気のせいで仕事が遅くなっているだけで、回復すれば以前のように働けるようになると慰められていました。
しかし当時の自分は、そんな言い方をされても素直に聞くことはできず、どんどん落ち込んでいきました。
そんな状態がしばらく続いた後、私は体を動かすことも出来なくなって一時休職しました。

9か月の休職期間を経て、なんとか復職することはできたのですが、復帰当初は仕事を忘れているのではないか心配していました。
しかし長年働いてきたおかげで体に染みついていたのか、思ったよりスムーズに再スタートすることができました。

ほっとしました。
やればできるじゃんと思いました。
なんだか偉そうですね(笑)。
いつもこんな風に考えられたらいいんですけど。

懸念していた作業スピードも平均以上で、うつ状態が良くなっているのだと実感していました。
目の前にあることを一生懸命にやっていれば、結果はついてくるのだなと思いました。

ところが、です。
最近また作業スピードが落ちてきていると感じています。
きっかけを考えてみると、復職時は短縮勤務だったのですが、最近フルタイムに戻りました。
それが影響しているのではないかと思うのです。

短縮勤務時は業務量を少なくしてもらっていました。
業務範囲も単純作業に限定してもらっていました。
それがフルタイムになってからは、当然業務量は増えて、業務範囲も広がりました。
自分の業務が早く終了した日は、手すきの時間を使って他の仕事をするようにもなったのです。

この手すき時間というのが、私にとっては曲者でした。

私の仕事は定量的なものではなく、その日によって業務量は多くなったり少なくなったりします。
少ない日は自分の業務が早く終わるので、他の手伝いなどを行うのですが、多い日はもちろんそんなことをやる余裕はありません。
そのはずなのですが、私は自分の業務以外に毎日手伝いをやらなければならないと思うようになってしまいました。
今では、自分の仕事はできて当たり前で、他の仕事も出来て初めて一人前と思うようになっています。

こんな考え方は良くないですよね。
だってこんなのキリがないじゃないですか。
仕事なんて探せばいくらでもあるんですから。

冷静に考えると、仕事のスピードは低下していないのかもしれません。
でも、また自分を責めるようになってしまいました。
どうしてこんなに仕事が遅いのだろう。

そんな風だからか毎日焦って仕事をしています。
ずっと緊張状態にあり、こめかみのあたりに強いハリがでています。
緊張するまいとして、定期的に深呼吸してみたり、緊張をとる薬を服用したり、色々と取り組んではいます。

でも、根本的な解決は考え方を変えることなのでしょう。
スピードが落ちたと感じているが、本当にそうなのだろうか。
自分で自分にオーバーワークを課していないだろうか。
また自分を追い詰めてはいないか。
改めてじっくり自分と向き合うことが必要なのでしょう。

それに、本当にスピードが落ちていたとしても、しょうがないじゃないですか。
さぼってるわけじゃないし。

一生懸命やっている自分を、自分で甘やかしてあげよう。
お前はよくやってるよ。


ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
次回は、睡眠について書こうと思います。


現在の状態:軽躁状態(映画館に頻繁に通って泣く)からうつ状態(何も面白く感じない)へ急降下中