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【モンキ】ご挨拶_011 おぼえ書き 双極性障害と生きていく

はじめまして、「モンキ」といいます。私は双極性障害との診断を受けています。
なろうと思ってなったわけではないのですが、そのように診断を受けた以上は仲良く付き合っていくほかないと思っています。

今、この文章を読んでおられる方は、
・私が通うリワークスクール カラフル・金沢に興味を持たれた方、
・私と同じく双極性障害と診断された方、
・生きづらいと感じている方、
ではないかと推測します。
 
これからこの場をお借りして、私が感じたこと、その時々に考えたことなど、おぼえ書きと題しましてつらつらと書いていきたいと思います。
 
双極性障害は、躁状態とうつ状態を繰り返す障害なので、中にはつじつまの合わないことを書いていくかもしれませんが、そこはご容赦願います。
書くことによって、自分の感情を整理していきたいという思いと、同じく悩んでいる方に寄り添うことが出来れば幸いだなと思っています。
 
さて、まずは双極性障害というものについて簡単に説明しますと、
テンションが高く活動的な躁状態と、
憂うつで無気力なうつ状態を繰り返す障害です。
双極性障害にはⅠ型とⅡ型があり、
激しい躁状態とうつ状態を繰り返すⅠ型と、
軽い躁状態(軽躁)とうつ状態を繰り返すⅡ型があります。
 
私は軽躁状態とうつ状態が反復してやってきますのでⅡ型です。
なんだかⅠ型より楽そうに見えるかもしれませんが、私の実感としてはコントロールが難しく、特に軽躁状態に気づきにくいやっかいな障害だと思っています。
 
軽躁状態の時は気分がいいし調子も良く感じるので、それが本来の自分だと思いがちです。
しかし、その後には必ずうつ状態がやってきます。
この時期は気分が落ち込み、何もかもがおっくうになるので、自分はうつ病なのだと思ってしまいます。
そこがこの障害のポイントで、対処が難しいところです。
かくいう私も、最初はうつ病だと思っていました。
 
不安感が強い状態が続いて仕事を継続することが困難になり、
家族の勧めもあって精神科を受診したところ、うつ病との診断でした。
抗うつ剤を処方されて飲み始めたのですが、なかなか状態が良くなりません。

それからしばらく経って双極性障害との診断を受けるのですが、
実際にそのような方はたくさんおられるようです。
現在の医学では、診察で双極性障害のうつ状態なのか、それともうつ病によるものなのか、区別できる有効な手段はないそうです。
主治医と何度も話をして、ようやくここにたどりついたという感じです。
 
この文章を読んでいる方で、もし自分の状態に不安を抱いている方がおられたら、精神科もしくは心療内科を受診することをお勧めします。
最初は抵抗があるかもしれませんが、早く対処したほうがその後の経過に影響します。
そして家族と、主治医と、あなたのことをよく知っている方と、
じっくり話すことです。
自分では気づかなかった躁状態を発見するきっかけになります。
 
話すこと。
メンタルケアにおいて、これはとても大切なことだそうです。
私は、家族に、主治医に、
そしてリワークスクール カラフル・金沢のスタッフに、
常日頃から状態や気持ちを聴いてもらっています。
私のことを知ってくれている大切なパートナーです。
双極性障害と付き合っていくうえで欠かせない存在だと思っています。
みんなの力に助けられながら、日々を過ごしています。
 
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。次回は、現在の状態や今考えていることについて書きたいと思います。
 
現在の状態:軽躁状態からうつ状態へ移行中