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アパレルブランドの展示会に行ったら服の面白さが言語化できてリワドロの夢が広がった

こんにちは、リワードローブ南部です。
昨日は川村と2人で展示会に行ってきました。
展示会っていろんな業界でやってますよね、アパレル業界に縁がなかった私が行ったことあったのは、IT関連のいろいろ、食品、住宅設備、など。
それに比べてアパレルのおしゃれなことよ。そりゃそうか。
秋冬の服が置いてあるわけなんですけどね、
このnoteは「こんなのとか、こんなのとか、可愛かったです~」っていうレポじゃないです。
それきっとスタイリストさんや雑誌などメディアの方が書かれたSNSやらブログやらで見つかると思うので、そちらで読んで頂いて。

今回の展示会は私にとって、
「服の面白さの1つはテイストの広がりか!なるほどそれはわくわくするな!」
と思った体験でした。

今回はジオン商事さんの展示会。全10ブランド。

皆さん、これらのブランドって知ってます?
私は買ったことあるブランドが1、名前は分かるのが2つ、あとは知らなかったです。
知らないから、「へーおしゃれですねー(棒読み)」みたいな。
今はファッションの仕事だから関心あるけど、以前は、
「アパレルってブランドめちゃくちゃあるのに、新しいの出まくるな、ブランド名変えて、ちょっとなんか変えて、なんか意味あるんだろうか」と思っていました。自分でも失礼だなと思うけど、昔、
「映画ってもういっぱいあるのになんで毎年新しいの出るんだろうね、もういらないでしょ」って言ってた人がいました。
「おいおい、人の作品になんてこというんじゃい」と思ったけど、自分が興味がない領域については解像度低くてこんなもんかもしれません。(自分が知らなくてもリスペクトは必要だけど)

というわけで、会場にいた人の中でおそらく最もアパレルブランドの解像度が低い私。
会場入って見渡しても、LUMINEをふらふらしてるときと同じであんまり目にも頭にも入ってこない。
「ちょっと、早く出て仕事したいかもしれない、、、」と思い始める。
しかし担当の人が順番にブランドを紹介してくれるので聞くしかない。

でも結果的には、いろんなテイストの10ブランドの商品を見ながら説明を聞くって私は初めての体験で、まとめて聞くのがすごくよかった。
それは、
何が今の自分にヒットしてるか分かった
何が昔の自分にヒットしてて今ヒットしてないか分かった
自分の好きな感じってこういう世界観なんだって分かった

でした。

ショップでの接客では各アイテムにフォーカスされるけど、展示会ではブランドの世界観と今期のコンセプト・意図が強調されます。
そうすると聞いてる私は、
「へー素敵」「こういうの好きだったなー」「ふーん(特に興味なし)」とか、なんか湧いてくるわけです。これが面白かった。
さらに、いいなって思ったブランドの商品をずっと見てると、だんだん掴めてくるわけです。
例えば、今回私が一番惹かれたのはこのブランド。いいなと思ったシャツがありました。

私って、
ユニセックスのニュートラルな感じに惹かれるんだ、へー
やっぱり気持ちはモードっぽい雰囲気に向いてるんだな、へー
この感じが好きって、こういう世界観か、それでこういうアイテムか、へー------!!!!

それは、自分の中にある「好き」を認知して、「好き」のビジュアルの1つを手に入れるという感覚
私ってこれが好きなんだ、これが楽しいんだっていうものに出会うのは、こんなにも面白いことなのか
自分にあるものを自分で見て、それを言葉にしたり形にするってけっこう難しいから、ビジュアルの助けは大きくて、ファッションの面白さの1つはこれなんだなと肚落ちした感じがあります。

服に話を戻すと、
「好きなテイストは?どんな格好したいですか?」って聞かれても、答えられないし、何なら聞かれたくない質問だよなと思います。
でもこれを適切なプロセスで見つけていければ、とても楽しい。
とはいえ、展示会に行って知らないブランドの説明を聞き続けるなんて、アパレル業界にいない人にはない体験だから、これをデザインしたい。

まだ認知してない好きを見つける。
「それが好き」な自分に出会う。
少し新しい自分を楽しむ。
世界は広い、自分も広い。
みたいな感じ。

雑誌をめくったり、SNSを流し見してるだけでは通り過ぎてしまうから、どんなプロセスでそれができるか、探究していこうと思います。

この気づきのもとになったシャツはもちろん買いました。(欲しかっただけ)
着るの楽しみ!