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#133 いつも見守ってくださるみんなへお知らせ

 きょうはもうひとつ、大事な連絡をしなければなりません。家族が真っ先に不思議がるだろうし、これからもnoteでみんなと繋がることを望む以上は、必要だと感じていたことです。

 最近こればかりだけど、みんなのくれるスキやコメントが、自分でも驚くほど大きな力になっています。ほんとうに、心から、ありがとうと言いたいです。

 noteは何気ない気持ちではじめたものですが、自分という人間を自由に表現できるメディアだと感じたため、ほんとうにあるがままの自分の考えを発信していました。

 これからお伝えすることも、自分としては違和感のない、あるがままの姿の延長上にあることですが、おかしいとお感じになる方もいらっしゃるかもしれないので、その旨前置きしておきます。


わたしは、男性です。

恋愛対象は女性です。

わたしの性自認はデミジェンダーです。
(自分の一部が女性であると感じています)

 男性としての身体に違和感はありません。例えば、性転換手術をしたいと思うことはありません。異性愛者でもあるため、ジェンダーが社会生活に支障をきたすことはありません。(男性/女性らしさ、という話が出た時に違和感をもつくらいです)そのため、ジェンダーに関わる何らかの権利を主張する、というような立場にもありません。(そうした方々を応援する気持ちは持っています)

 しかし、わたしはわたし自身の内面、思考や価値観はもとより、自分という存在のこころの在り方そのものが、女性的であるとずっと思って生きてきました。この違和感を定義してくれる概念(デミジェンダー)に出会ったのは、ここ1,2年のことです。

 思春期の頃からずっと、「自分は女装がしたいのだろうか?」と思っていました。服装にこっそりレディースのアイテムを取り入れると、気分が上がりました。しかし、変な発想だと思って、その気分について深く考えることはせず、自分自身にも他人にも疑問を持たれないよう、男らしく振る舞おうとしてきたと思います。

 20代の頃は、坊主頭にしていることが多かったです。なぜかよく、ゲイっぽいと言われましたが、実際に男性から痴漢されたりもしたので、ゲイのステレオタイプに近い雰囲気があったのかもしれません。

 30代では、仕事を頑張っているつもりだったので、スーツにワイシャツということが多く、あまり服装について考えることもありませんでした。ただし、革靴はどうしてもローファーが良いとか、マフラーではなくストールが良いとか、自分の中のステレオタイプな女性像に照らして輝いて見えてしまい、妙なこだわりを持つことはありました。

 近年は、リモートワークがほとんどで、かつ服装の「らしさ」に対する社会的な許容度も上がってきたと感じるため、髪を伸ばしたり、女性的なシルエットのメンズ服など、ジェンダーレスな要素を取り入れて、おしゃれを楽しめるようになってきました。

 noteのアイコンですが、自画像をFaceAppというアプリで女性に変換したものです。そうとう盛られているとお考えください。これまでのnoteの記事については、わたしが自分を女性として記述するために、恋愛話等の対象を男性に変換していること以外は、内容は現実と相違ありません。






あぁ…
この話、したくなかったな。

 そもそもデミジェンダーだとか関係なく、一番わたしらしく発信できる、わたしを歪めずに表現してきた結果がこうです、というそれだけなんです。わたしがわたしであることの説明なんて、したくないんです。

 それと、誤解なきようにお伝えしたいのですが、いわゆるネカマ(ネットおかま:男性をだますために性を偽る等)をしているつもりではありません。noteのようなSNSで自分を語るとき、どうしても自分の中の女性性に語らせなければ言葉が出ない(女性としての自分で語ることが自然)というだけです。

 また、女性のアカウントの方と仲良くなっても、自分としては異性とお話している認識があまりありません。(むしろ、言葉のやり取りだけなので、まったくありません。さすがに現実世界では、女性とお話する時にはその姿が見えることや声の質も違うため、性別の違いは感じています。しかし、これまで過ごしたほとんどの職場で、私は男性と仲良くなれません)

 恋愛対象はあくまで女性なのですが、女性のなかでも好きになる人はなりますし、友達として仲良くなった人は、たとえその人と付き合ってみたり寝てみたりしても、一切友達としか思えませんでした。その違いは、自分でもよくわかりません。

そんな感じです。伝わったかな。この話をするのも書くのも人生初です。これまでnoteに書いた記事の中で唯一、嫌だと思いながら書きました(書くことが誠実だという思いで書きました…)しかもこれ、このあと家族が見るんですよ…(家族へ:あと、わたしはイスラム教徒です!)

 きょうは自分で自分のメンタルをボッコボコにしたかのような、不思議で不安で最悪な一日だけど、きっと最高の日ということになるでしょう。

 あとから振り返った時に、自分が自分に向き合って生き始めた人生の開始地点が、今日でありますように。(でなけりゃ、朝からずっと自分で心臓発作起こしそうなことばかり書いていて、もうストレスで頭がはちきれそうなのだ…)

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