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服選びはTCGのデッキ構築である。

初めまして。
普段はTwitterではNote.という名前で活動をしています。

今回はオタクと服について。特にその中でもコーディネート(着合わせ)について書いていきます。(基本的にメンズファッションについて書いてます、お目当てでなければすみません。)

服に興味ある!けれども、どんな手順で手を付ければいいか分からない」って人向け記事なので、これ買え!着ろ!みたいな事を強要するようなややこしい事は自分は意図してないので書きません。(本文中に矛盾してるような箇所があったらごめんなさい)

ヘッダ画像は僕が感銘を受けた作品です。
オシャレなオタク、大体アイカツ見てると思ってるくらいには偏見があります。この考察は別の機会に。

コーディネート(着合わせ)について考える

デジタル大辞泉にはコーディネートとは以下のように記されています。

コーディネート【coordinate】 の解説
[名](スル)
1 各部を調整し、全体をまとめること。「国際会議をコーディネートする」
服装・インテリアなどで、色柄・素材・形などが調和するように組み合わせること。コーディネーション。「じょうずにコーディネートした装い」
出典:デジタル大辞泉(小学館)

(主に本記事では2を取り扱います。またキラ・ヤマトのような遺伝子調整によってあらかじめ強靱な肉体と優秀な頭脳を持った新人類の事ではありません。)

僕は日常生活でよく街中でお気に入りの靴を見つけたらそれを探して購入、そしてその靴と組み合わせる服を家で選んだり、無かったら古着屋を巡ったりとか、wear(写真付きでコーディネートを見れたりするアプリ、サイト)を見て参考にして気合せを考えたりしています。ちょっと高いブランドとかだったらメルカリで安く手に入れる為に必死に探したりだとか。欲しい服が高かったから代替品をユニクロで探すとか。
気合せを考えている時が一番楽しかったりします。

…これに近しい事を、この記事のタイトルに惹かれて開いた人は必然的にやったことあるはずなんです。遊戯王やMTGといったTCG(トレーディングカードゲーム)で。
環境デッキやTwitterで流れてくるCSのデッキ画像、友達が使ってるデッキ見せてもらって、デッキを組む為にカードショップのシングルコーナーを漁ったり、他のテーマでデッキを構築する為に手持ちのカードを応用した記憶が脳裏をよぎる訳です。
そう、我々はTCGのデッキ構築で似たようなことをしてました。

つまりコーディネートはTCGのデッキ構築なんです。


コーディネートは頻繁に環境(=流行)が変わるのです。この流行を決めるのは上の方に居る運営(=デザイナーやメーカー)です。カードゲームみたいですね。
もっと言えばTPOに合せて「カジュアル、フォーマル」に分けなければならないし、その中でも細分化していくはずです。大雑把に言えばMAGIC THE GATHERINGのフォーマットでしょうか。カジュアルなコーディネートは基本的にはスタンダードなので頻繁に流行が変わります。オシャレと言われる人たちはその辺りに大変敏感です。
反面、フォーマルなコーディネートも半分はスタンダードですが、ここ10年で大きな変化は起きていないはずです。フォーマルな場ではスーツや革靴などのイメージが強いと思われますし、髪型の流行の変遷こそ感じますが、基本的には前髪を上げてデコ出しの方が多いと思っております。私は冠婚葬祭、かしこまった場におけるファッションに関してはレガシーやモダンではないかと考えています。
今回はカジュアルなコーディネートについて焦点を当てていきます。

…無論細分化といっても統率者戦とか双頭巨人戦とかまでのカテゴライズはしません。どんなファッションなのか説明つかないので。

服の買い方

全く着合わせが分からないなら、真似た方が早いです。真似する先は至ってシンプル。

1.WEARや、ユニクロ店内のマネキンを真似する
2.好きなミュージシャンや芸能人を真似る。
3.そういった本を読む。(ステマでもダイマでもなんでも無いけどこれはマジで読んだ方が良い一冊です)

(出来ればここから先はWEARやユニクロのホームページを開いておくとスムーズに読み進められます)
まず最初に焦点を当てるのがマネキンです。何も考えずにカード買い揃えて自分の作ったデッキ!と意気揚々とデッキを組んで、実際のプレイングで事故を起こすのは皆さんもTCG初心者の頃に経験したと思います。勿論そのプレイングによる試行錯誤も経験に繋がるので大事な要素ですが、服はカードと違って買取の値段があまり付きづらい事も加味すると安い買い物では無い為、服においては考え無しに購入するのはあまりオススメしません。マネキンは構築済みデッキと捉えて、まずは一旦真似して買ってみましょう。

また、マネキンは参考にする事で環境(流行)を知る一手にもなります。しかし、参考にすべきマネキンもしっかり選ぶべきです。
例えば、
しまむらにあるマネキン
ユニクロにあるマネキン
あなたにとってどちらの方が自分の年齢や好みに近い着合せを用意してくれそうでしょうか?これは他意は無く、年齢や好みによって回答が分かれます。

そこにマネキンが置いてあるとして、そのマネキンは基本的には「会社の指示の組み合わせでコーディネートされている」か、「店員が自信を持って、流行に基づいてコーディネートされている」に違いありません。そしてその店員のコーディネートは流行や好みによってカスタマイズされているはずです。というかマネキンのコーディネートがダサかったら購買意欲下がるでしょう。自社の製品を売る為にお店はマネキンを用意しています。
我々がプレイングを学ぶ際にはルールブックだけを参考にするのではなく、youtubeでのデッキ紹介やランカーのデッキを参考にしたりもするはずです。CS優勝によるデッキ紹介もかなり参考になりますよね。ならいっそ選び方や買い方としてマネキンを真似した方が、手っ取り早く流行の着合わせを手に入れたり出来るはずです。

WEARで投稿している方々も絶対的な自信を持って投稿しているはずです。センスや自信を肯定、アピールしていきたいという気持ちを持って投稿しているはずですし、トップに出てくるのはそれらを見たいと思う人々からの人気や信頼の証拠でもあるはずです。

色の話

属性のあるTCGって基本的に何色ですか?多分フィールドやその属性のカードの効果に合せる為に1~2色に絞られているケースが多いはずです。(多色デッキや多色の強みもあるのと同様に勿論多色コーデもあります)
着合わせにおいても同じで、WEARを開いてみれば大体の人が1~3色でまとめているのが分かります。色がゴチャついて調和がとれなくなるような色同士の喧嘩を防ぐ為にはベースの色を2~3色程度に抑えて、挿し色として1色派手な色を入れると非常にオシャレに見えます。
また、色を統一すると視覚効果で身長が高く見えるというのもあります。

じゃあこれらどこで買うのよ

インナーやボトムはユニクロやGUで大体揃います。ジャケットやコートなどで一工夫加えたかったら、お気に入りの店等で買うかWEARを参考にするといいかも知れません。全部が全部ユニクロなどで揃える必要もなく、代用やアレンジは他の店でも問題はありません。

もABCマートで十分揃います。靴の選び方は今度詳しく書きますが、ConverseやVANS等のキャンバススニーカーやスケートスニーカー大手はもちろん、最近だと日本人の足に合わせて作られているSKECHERSも最近勢い付いてますね。少なくともWEARに掲載されてるコーディネートはこの3社から買うと良い感じにまとまります。上記は大体3000~7000円前後で購入できるのも魅力です。

要点をまとめると

・コーディネートはデッキ構築。主軸にしたいパーツを選んで、色を少な目にし、服同士の相性を考えながら全体を完成させる。
・まずは環境を知り、着たい方向性を自分で決めて、困ったらマネキンに頼る。
ユニクロが悪という風潮は間違い。勿論着れば正解という事ではない。

って感じです。上記を守っていけば初期投資は2万くらいで揃えられるんじゃないでしょうか。勿論安価で抑えられるならそれに越したことはありません。
自分はメルカリと古着屋中心にガッツリ探すので、極力お金がかからないように買ってます。それでもお気に入りの服や靴があれば街中で新品で買ったりしますけども。
後はお気に入りのブランドが一つでもあると、軸となる方向性が決まってコーディネートが自然と捗ります。

そしてTCGと違って、禁止カードや制限カードはありません。流石にTPOを考えない服の選び方はMTGで言うところのフォーマットを無視している上に現代の日本ではリスクを伴ったりしますが、最低限の公序良俗守れば好きな物を着ていいと思ってます。好きな物を使ったデッキ構築と考えたらこれ以上素晴らしい事はありません。

ここから更にジャケットの材質だったりとか柄についてだったりとか、シャツのオススメブランドだったり柄だったり、パンツの種類であったり流行していたダッドスニーカーだったり、ストリート系とフォーマルの着合わせだったりとか、革靴以外のスニーカーとかの流行モノだったり、帽子やカバン類とかを語り出したらキリがないし、そもそもどれもこれも正解が無いので順番にゆっくり書けたら良いなあと思っています。

良い服選びライフを。久々に紙擦りたい。

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