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作曲家・DTMer向け英語活用のすすめ(ツール紹介)

僕が英語の勉強を始めたり、アメリカへ行ってから意識するようになったのが音楽制作における情報量の差です。情報と言うとあまり音楽制作に関係ないと感じるかもしれませんが、ソフトウェアやプラグインの応用的な使い方を学べたり、新しい音楽制作のアイデアを得たり、作業効率の向上に繋げることができたりと、少しでも良い音楽を作りたいのであれば常にアップデートしていきたいものなのです。

今回は英語が苦手な方でも可能な限り情報の収集ができるよう便利なツールをいくつかご紹介したいと思います。個人的にはこの記事で取り上げるツールがあれば十分に感じるのですが、この記事をお読みになる方によっては中学英語の復習を行っておいた方が良いかもしれません。

はじめに

まずは環境設定的なお話になります。この後にご紹介していくツールはGoogle Chromeの拡張機能が多いため、使用するブラウザにGoogle Chromeをお薦めします。

Google Chrome

そして、Googleで英語のサイトを調べたい場合は「google.co.jp」ではなく「google.com」を利用しましょう。

これは何故かと言うと、「google.co.jp」の方で英単語のみ入力して検索をかけても日本語のサイトが多く引っかかってしまうためです。

また、はじめから英語のサイトを日本語で表示してくれるような設定や拡張機能もありますが、なるべくそれらは使用しないでください。最近は改善されているかもしれませんが、音楽の専門用語が多いとかえって読みにくい文章になってしまう可能性がありますので。

1. Mouse Dictionary

英語のサイトで見かけた単語を調べる際に、別のサイトへ調べに行くのは面倒ですよね。このMouse Dictionaryがあれば目的の単語にマウスを近づけるだけで辞書を引いてくれます。他にもPDF文書やYouTubeの字幕にも対応しているようです。

英語に限ったことではありませんが、正確な情報を素早く得るには語彙力が必要です。常日頃から気になった単語を見かけたら、このMouse Dictionaryで調べる習慣をつけると良いです。


2. DeepL翻訳

昨年に日本で話題となり、翻訳精度の高さから既に活用されている方も多いのではないでしょうか。無料版だと文字数に制限もあるようですが、長文の翻訳はDeepL翻訳に任せて良いでしょう。

ちなみに、DeepL翻訳もGoogle Chromeの拡張機能として使うことができるようです。

https://chrome.google.com/webstore/detail/deepl-translator-translat/ihcbgmjkcnghahgdngmflcomcikccbml/related


3. Google 翻訳

DeepL翻訳とは別にもう一つ活用できるかなと思う翻訳ツールが、Google 翻訳です。大きな違いとしては、Google 翻訳には音声認識があるという点です。文字入力による翻訳には精度が劣るかもしれませんが、音声を認識させることで日本語に訳してくれます。

海外で音楽制作について発信をしている人の中にはYouTubeとは別のプラットフォームで動画コンテンツを作っている人もいます。僕が見てきた限りでは、他のプラットフォームだと字幕がない所がほとんどです。

動画を視聴している時に、Google 翻訳がインストールされたスマホやタブレットをスピーカーに近づけてみてください。思っている以上に音声を認識してくれると思いますので。


4. Grammarly

何か問題を解決したい時や他者にアイデアを求めたい時、YouTubeのコメント欄やフォーラム(掲示板?)を活用すると良いレスポンスを得られる場合があります。

自分で英文を作る時はこれまでにご紹介したツールも役に立ちますが、Grammarlyはその添削を行ってくれる優れものです。文章がある程度の長さになると自動で点数もつけてくれるので、自分で書いた文章に問題がないか不安な時は参考にしてみましょう。


最後に

僕が普段使用するとしたらMouse DictionaryとGrammarlyくらいなのですが、どのツールも本当によく考えられています。

オマケとしてMusic Productionに関する専門用語(英語)をまとめているサイトをご紹介しておきます。これでは全然足りないのですが、よろしければ参考にしてください。

Glossary of Music Production

次回はこれらのツールを活用して、どのような所でどのような情報を探すと良いのか例を少しお見せできればと思います。


最後になりましたが、作曲・編曲オンラインレッスンを行っています。1日に見ることの出来る生徒の数は少ないのですが、ご興味のある方はぜひお問い合わせください。


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