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悲惨な中学受験

夫は、執拗なほどに、中学受験にのめり込みました。

それは、いい中学に入学させ、いい大学に入れて
社会的地位の高い職業に就かせたい。

そういう自分の夢、を娘に託したからです。

夫は実際に

「子どもで、自分の夢を実現させて何が悪い」
「そんな親、他にもたくさんおる」

と口にしたことがあります。

また、私も夫も関西出身です。

阪急西宮駅あたりに、有名塾があります。
灘中を目指す家庭の子どもが通うところです。

私も、夜10時前後、阪急電車の車内で帰宅する子どもたちを見たことがあります。

夫は、それに感化させられていて、塾で猛勉強するのは、当たり前だと考えていました。そして、娘に厳しく勉強、勉強と言わない、私に怒りをぶつけることもありました。

娘が6年生のとき、下の子どもはまだ2歳でした。下の子どもの世話がまだ大変なときです。夫はもちろん手伝いません。おむつ換え、お風呂、歯磨きなど身の回りの世話なんて、一度もしたことがありませんでした。毎日定時に帰ってくるのですが。

「○○が教育熱心じゃないから、俺が代わりにやらなあかんのや!」
「下の子の世話を言い訳にするな!」
「中学受験は母親の役目やろ!」

いろいろ、言われました。

志望校の学校説明会、文化祭などの見学、入試当日も夫は、代わりに行ってくれることはなく、下の子を連れて、電車で行きました。母親の仕事だから、手伝う気はない、というのが夫の持論でした。

そんな家庭内です。
娘は最近、「小学生のとき、家にパパがいると、いつ怒られるかわからないから、びくびくしていた」と言いました。

本当につらい思いをさせてしまったと思います。

夫は、娘に怒ったことを反省している、とメールに書いてきたことがあります。でも、その後、「娘のためだった」「そんな弱くてどうする」「はやく受験勉強をはじめてほしい」と、書いてきました。

やはり、夫が娘の気持ちを理解するのは難しいのではないか、と思います。

そういう経緯もあり、このこだわりの強さは、発達障害の特性なのではないか、と疑っているのですが、もう夫に関わりたくない、というのも私の正直な気持ちです。






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