時代の流れを感じる~女系天皇と女性宮家についての世論調査~
産経新聞2019.5.13記事より
産経新聞とFNNは11、12に両日合同世論調査を実施
・男系継承の伝統を変えることになる女系天皇について賛成64.2%、反対21.4%
・女性宮家の創設について賛成64.4%、16.3%
・女性天皇について賛成は78.3%、反対は13.1%
「女系天皇」とは、仮に女性天皇が認められて愛子さまが天皇に即位し、男性と結婚して子供ができた時に、その子供が皇位継承をした場合には「母が天皇だったから」天皇になったということで女系天皇となります。
今までの皇室の歴史では、「父が天皇だったから」という理由で女性天皇が誕生することは何度もありました。「天皇・皇太子が死に、皇太子の子供である孫がまだ幼いから」という理由で中継ぎとして、皇后(しかも皇室の人間しか皇后になれない時代が長かった)が天皇に即位することが多かったです。
また、同じように「皇位継承者がまだ幼いから」という理由で、皇室の中から女性の天皇が選ばれることもありましたが、女性天皇の場合は結婚できず独身を貫くことが求められ、実際そうなってきました。
そのため、女系天皇は現在まで生まれていないそうです。
そのような経緯から、ニュースソースは忘れてしまったのですが、あるTwitterのつぶやきで「女性天皇は反対ではないが女系天皇は反対である。今までの皇室の歴史を覆すことになる」という考え方をつぶやいている人がおり、なるほど、そういう考えもあるのか~と思いました
私個人の考えとしては、女系天皇、女性宮家共に賛成です。
仮に女系であっても天皇の血筋はちゃんと受け継いでいるのだからどちらの系統かというのは別にいいのではないか、と考えます。
しかし現実として考えてみると、仮に女性宮家を認める所までは、まだいいかなと思うのです。
将来結婚される男性も、あくまで宮家の中心はその皇室の血を継いだ女性ということで、それこそイギリス皇室のように、配偶者という扱いで、ある程度尊重されればよいのではないかな、と思うし、それなら結婚しようと踏み切る勇気ある男性も現れるかもしれません
ただ、女性天皇の配偶者、となると象徴天皇制とはいえ日本にとってはかなり責任重大な地位になりますので、それでも愛子さまを愛していて結婚したいと踏み切ってくれる男性が現れるか、という現実問題を考えた時に、一人の女性としての幸せを考えたら、愛子さまも清子さまのように降嫁された方が結婚のチャンスも多いだろうし、幸せになれるのではないかな、と考えてしまうのです
多分それは、雅子さまであっても、美智子さまであっても同様だったと思います。
しかも、初の女性天皇の配偶者、ともなれば脚光はまた更に強くなりますし、立ち居振る舞いもかなり慎重にならざるを得ず、大変な地位だと思います
だから、血を受け継いでいるんだからという意味で、イギリス王室と今までの伝統は違えども、時代は変わって男女平等の社会になったし、男女平等の考え方も普及した今、女性天皇には客観的には賛成ですが、愛子さまの一人の女性としての幸せを考えた場合には、簡単に「賛成」と言いづらいな、と思ってしまうのです
世論はどうなのかな、と思っていたのですが、上記ニュースソースによれば過半数を超える国民が女系天皇、女性天皇、女性宮家に賛成ということで、時代は変わったなぁ~・・・としみじみと感じました。
私としては、やはりまだ男系にこだわり、悠仁さまに天皇になって頂きたいという意見の方が世論は強いのではないかと思っていました。
これからまた議論を進め、そして時代の流れに即した、国民が納得のいく方向性が見いだせればいいなぁと思っています
もし心に響いたならば……投げ銭のひとつやふたつやみっつやよっつ!!よろしくお願い致す!(笑)