「お金は置いてきちゃったんだ、...前世に。」
「どうやったら、自分に自信を持って生きていけますか?」
少し前にキャリア相談でもらったこの質問、ちょくちょく聞かれます。
「間違ってるかもしれない」
「うまく行かないかもしれない」
「一歩踏み出せない」
いや、うん、わかる。わかりすぎる。
自信って文字通り、自分自身への信頼だし。
大きな決断であればあるほど、自分が信頼できなくなるときありますよねえ。
そもそも、この時代に意思決定という"行為"自体がめちゃくちゃ難しいわけです。
だってNetflixもSpotifyもSNSのポストまで、向こうが選んでくるじゃないですか。
「あなたが好き(そう)なのは、これです」って。
日常の小さなことですら意思決定する機会がどんどんなくなっていっているのに、人生を左右する決定は自分で情報収集して意思決定までしなくちゃいけないなんて、勘弁して欲しいですよね、いや本当に。
でも、そもそも前提なんですけど、意思決定に"自信"って要ります...?
あった方がいいとは思いますけど、それって単純にあった方が「自分自身の心理的安全性を担保できる(気がする)」ってだけであって。
実は、意思決定の"内容"そのものにはあんまり影響ないと思ってます。
いいですか、もし自信のなさで悩んだら、アラジンが市場でジャスミンに向かって言っていた
「お金は置いてきちゃったんだ、...前世に。」を思い出してください。ちょっと苦笑いしながら、でも「てへぺろ(死語)」が見えるくらいのトーンです。
それくらいがちょうどいいと思います、苦笑いしながらのてへぺろで自信も前世に置いておきましょう。
あると思うから、しんどいわけで。
持たなきゃと思うから、しんどいわけで。
なきゃないで、「じゃまあいっかー」となれたりします。(お金はまあいっかーとはなれないからアラジンは奮闘するわけですが)
どうせ意思決定の内容に代わりはないです、自信は"決定できるかどうか"を左右してくるものなので、手放しましょ。
ちなみに私も待ち合わせてないです、前世どころか前前前世に置いてきたと思います。
え、アラジンのセリフのトーンがわからない?
今すぐですね、ここからブロードウェイミュージカル「アラジン」のチケットを予約して観に行ってください。
めちゃくちゃ元気になれます、コメディで会場の雰囲気も楽しいし、音楽アラン・メンケンで優勝してるし、何よりジーニーの7分半のビッグナンバーは演者さんたちの凄さを肌で感じられて最高です。
これは何を目的とした記事?
そんなまさか、劇団四季のアラジンを観てねとかいう宣伝記事じゃないよ。
そんなことあるわけないじゃないですか。
そんなことないですよ。
そんな、ジーニー役なら瀧山久志さんを始めとした極上のキャスティングがされてるとか、アラジン役なら我が推し一和洋輔さんの歌声が天地を包み込む透明感と深さであるとか、そんな話をするつもりは全くないです。
まさか、サムネイルが直近観に行ったアラジンのキャスト表になんかになってないと思います。
至極真っ当な、人生のお話。
だってほら、「やっぱりハッピーエンドじゃなきゃ!🧞」