見出し画像

WWDJAPAN アフターインタビュー【Shiftall 岩佐琢磨さん】 #仮想空間で生きる世界

ファッション業界専門誌「WWDJAPAN」とコラボレーション。24年1月8日発売号「FUTURE FASHION. 起こるかもしれない未来のファッション」にて「雨の止まない世界」「空中で暮らす世界」「月を行き来する世界」「菌類に覆われた世界」「仮想空間で生きる世界」FFEの5つのテーマでファッション業界 x 異業種でディスカッション。想像力を駆使して、5つの未来のファッションを予想・想像・妄想しています。
ここでは「仮想空間で生きる世界」の対談に参加してくださった、Shiftallの岩佐琢磨さんに感想をお伺いしていきます。

Shiftall 岩佐琢磨さん x OpenFashion 上田徹さん×三越伊勢丹 仲田さんのWWD座談会はこちらから

岩佐琢磨 / Shiftall CEO1978年生まれ。立命館大学大学院理工学研究科修了。2003年から松下電器産業(現・パナソニック)でネット接続型家電の商品企画に従事。2007年、ネット接続型ハードウェアの開発・販売を行うCerevoを起業。その後、Cerevoの一部をパナソニックに売却し、2018年、新たにShiftall(シフト―ル)を設立。
Shiftallの製品
HaritoraX ワイヤレス VRヘッドセットと組み合わせることで、足や腰を含めた全身の動きをVR空間上に反映させることができる。

①対談ありがとうございました。お話しされてみていかがでしたか。

普段ご一緒することのない、ファッション業界の皆様と、テクノロジー✕ファッションの話ができたのがとても刺激的で、楽しかったです。

②対談のお相手であるOpenFashionの上田さん・三越伊勢丹の仲田さんから受けた刺激などはありますか。

Gen.Zへのアプローチの難しさという共通項もありつつ、どの業界においてもジェネラティブAIのインパクトは大きいということが再確認でき、刺激的でした。また、どの業界においても「個」へのパワーシフトが起こっているのだなというのを再確認できてよかったです。

③「仮想空間で生きる世界」がきたときに期待する世界はどんな世界ですか。

現実世界に肉体は存在するが、幸福は主にバーチャル世界から享受するでもよい、そんな世界が当たり前になると良いなと思っています。もちろん、現実もバーチャルもどちらも充実していることがベストですが、それはある種の才色兼備のようなもの。現実で輝ける人が全人口のn%だとして、バーチャル世界が進化することで、nより遥かに多くの人々が輝けるようになる世界、それか仮想世界に「も」生きることができる次代なのかなと。

④岩佐さんが「FUTURE FASHION AWARD」に応募するならどんなファッションを企画しますか。

自らの心の状態を読んで、色や形、装飾パターンが変わる衣服。イメージはハリネズミやフグ。感情とともに変わる衣服。

①  仮想空間におけるファッションデザイナーに求められる役割や素質、スキルは何だと思いますか。

実空間のファッションに縛られない発想力。仮想空間ファッションは現実の劣化コピーであってはならない。

岩佐さん、ありがとうございました!ご本人もVR住人というだけあって、仮想空間で生きる価値観を先行されているからこその面白いご発言ばかりでした。Shiftallはより体感も伴った仮想空間で生きるためのハードを続々と開発されているので、このもしもの未来が一番近いのかもしれません・・・。
他のもしもの未来テーマの異業種対談もとても面白い記事となっています。WWDJAPANの記事をまだ読んでいない方や興味ある方はぜひご覧ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?