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WWDJAPAN アフターインタビュー【OpenFashion 上田徹さん】 #仮想空間で生きる世界

ファッション業界専門誌「WWDJAPAN」とコラボレーション。24年1月8日発売号「FUTURE FASHION. 起こるかもしれない未来のファッション」にて「雨の止まない世界」「空中で暮らす世界」「月を行き来する世界」「菌類に覆われた世界」「仮想空間で生きる世界」FFEの5つのテーマでファッション業界 x 異業種でディスカッション。想像力を駆使して、5つの未来のファッションを予想・想像・妄想しています。
ここでは「仮想空間で生きる世界」の対談に参加してくださった、OpenFashionの上田徹さんに感想をお伺いしていきます。

Shiftall 岩佐琢磨さん x OpenFashion 上田徹さん×三越伊勢丹 仲田さんのWWD座談会はこちらから

上田徹 / OpenFashion CEO
2014年にOpenFashionを設立、2018年にはワールドのグループに参画。現在はファッションと生成AIをかけ合わせたサービスの開発に取り組んでおり、2023年8月には生成AI活用支援ツール「Maison AI」をリリース。ファッション業界に生成AIの導入と活用を推進している。
OpenFashionはAIを活用した”ファッションブランド”を作るコンテスト「AI FASHION CHALLENGE」を開催している。画像は過去のコンテスト受賞作品。

①対談ありがとうございました。お話しされてみていかがでしたか。

メタバースは未発掘な領域が多数あり、まだまだ始まったばかり、という印象でした。

②対談のお相手であるShiftallの岩佐さん・三越伊勢丹の仲田さんから受けた刺激などはありますか。

“最先端技術をファッションと融合させる“という共通点はみんなありつつ、その方法に関して様々な角度からアプローチをしているので、どの話もとても刺激的でしたね。
特に「男性が女性アバターを利用すると女性ファッションとして何を着るか考えるようになる」
という話はとても興味深かったです。

③「仮想空間で生きる世界」がきたときに期待する世界はどんな世界ですか。

「こんな世界だったら」を自在に構築し、そこで新しい発見をしてみたいです。
・恐竜も知的生命体に進化し、人と共存している世界
・世界から奥行が消えた、2次元の世界
・表音文字が象形文字に全て置き換わった世界
・タイムトラベルが旅行として認められている世界
こんな世界が未来で実現出来たら面白そうですよね。

④上田さんが「FUTURE FASHION AWARD」に応募するならどんなファッションを企画しますか。

「光で作られた糸や生地で作る洋服」

⑤ 仮想空間におけるファッションデザイナーに求められる役割や素質、スキルは何だと思いますか。

「コンセプトメイキング」
現実の物理的制限に縛られない仮想空間では、よりこのスキルが求められると思います。

上田さん、ありがとうございました!3名ともバーチャル上での体験やクリエイティブを探求される中で、上田さんはGenerativeAIのプロとして、少し角度の違った視点でお話しされていました。仮想空間で生きることが当たり前になった未来における価値観をデザインに反映しようとするとき、どのようなコンセプトを構築して、GenerativeAIにどんなプロンプトを流し込むのかも確実に変わってくるでしょう。
他のもしもの未来テーマの異業種対談もとても面白い記事となっています。WWDJAPANの記事をまだ読んでいない方や興味ある方はぜひご覧ください。


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