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REV WORLDS×イセタンメイクアップパーティー イベントレポート

3月にβ版がオープンしたREV WORLDSのオープニングイベントを飾ったのは、3月10日~30日まで開催された「イセタンメイクアップパーティー」です。今回はイベントの内容や参加者の声、また実際に担当したREV WORLDSスタッフや三越伊勢丹化粧品担当者の苦労、今後の展望などについてお話できればと思います!

無題

実際のコスメブースの様子。伊勢丹新宿店の1階?と勘違いするほど

イセタンメイクアップパーティーってなに?

イセタンメイクアップパーティーとは、伊勢丹新宿店で開催される、年に一度のコスメの祭典。本年で5回目を迎える人気イベントで、今年は約30ブランドが集結。この祭典でしか手に入らない限定品や先行販売アイテムの販売、人気アーティストによるイベントも開催されることから、毎年多くのコスメファンで賑わいます。

メイクアップパーティーの詳しい内容はコチラから↓

(イベントは終了しております)
https://www.mistore.jp/shopping/feature/beauty_f3/mup_bt

warp_210204_入口


この大人気イベントを担当している三越伊勢丹化粧品担当からREV WORLDSスタッフに声がかかり、バーチャルストアでも開催することとなりました。

 REV WORLDS内には、パーティー会場であるコスメ売場を完全再現。各ブランドのブースには美容部員さんのアバターもお出迎えしてくれます。また質問に答えていくと、自分におすすめのコスメを提案してくれるコスメテストコンテンツも用意。なかなか外出が難しいこの時期に、家族やお友だちと一緒に楽しめるコンテンツとなりました。

化粧品って奥深い!バーチャル化粧品売場制作の裏側
 

REV WORLDSにとっても初めての店頭連動型イベント。メインCGを作っていた弊社のスタッフ池田英夫さんに一体どのような苦労があったのか、話を聞いてみました。

―1番大変だと感じたところはどんなところでしょうか?

池田:限られた時間のなかで、会場の設計図作りから、什器配置、約150点近い商品のCG化、スマートフォンアプリへの落とし込みなど、すべてをCG制作会社さまや、三越伊勢丹の化粧品担当者と協同で作り上げていくところにとても苦労を感じました。

舞台png

―具体的にはどのようなところですか?

池田:今回のパーティーには36ブランド・全150点の商品展開と大変多くのブランドさまにご協力していただき嬉しい気持ちでいっぱいだったのですが、その反面、制作にあたっては各方面にご迷惑がかからないよう細心の注意を払いました。

例えば、化粧品って女性のみなさまなら当たり前に手に取り、パッケージを見慣れているかもしれませんが、あの化粧品のパッケージデザインや色、質感など各企業のアツい思いが詰まっているのはご存知でしょうか?たくさんの商品がオンライン・オフライン問わず購入できる現在、各企業は自社のプロダクトを選んでもらうために、さまざまな工夫をしています。ましてや店頭でタッチアップなどの施術ができなかったり、テスターも気軽に触れない今、プロダクトの見た目や色、質感、使用感などを全て写真と文字で表現しないといけません。
 
バーチャル空間に化粧品を入れ込む時は、上記に加えて、スマートフォン内で商品をみた時の発色確認や商品のサイズ感チェックなどたくさんあり、とても苦労しました。

とか言いつつ、私たちも男性なので(笑) 女性スタッフに化粧工程を教えてもらったり、美容雑誌を買って色や言葉の表現を学んだり。たくさん勉強させていただきました!

化粧品コスメ

1から作り上げられたコスメたち。色がポップでカワイイ!

―化粧品って奥深い!何気なく手にとっていました。私自身REV WORLDSのメイクアップパーティーに入った時、とても細かく化粧品が再現されていてキレイで本物と変わらないと感じました。ほかに工夫した点はありますか?

池田:リアルの会場でも同時開催している事や、メイクアップパーティー自体が恒例の人気催事だったこともあり、お店やパーティーのイメージを崩さないようにしつつも、驚きやワクワクを感じられるバーチャルならではの工夫を入れ込むことにこだわりました!

例えば、什器とブランドの配置はほぼ現実の図面通りで再現し、イメージは崩さないように配慮しました。また、全体の統一感を出すため、バーチャル内では全ブランド共通のオリジナル什器を作成、配置しました。

コスメブースpng

ー実際の店舗だと化粧品会社のブースごとにカラーを出すため、同じ什器は絶対にないですね。バーチャル空間ならではのお話ですね。

池田:バーチャル空間ならではと言えば、什器や柱のサイズも若干変えているんですよ。現実ではお客さまの体感を考えて、柱や什器を作成、配置しているのですが、バーチャルの世界に実寸で配置してしまうと、スマートフォンの画面サイズの関係上、空間が小さく見えるんです。実寸よりも少し大きめに設計することで、体感サイズを同じになるように工夫しました。

什器サイズ感

ブランドブースのサイズ・什器の高さ・コスメの大きさの調整中

また、実際の会場を体験してもらえるように、新宿店で実際に働いている化粧品取組先の美容部員のみなさまを3Dスキャン装置でCG化し、店頭に立ってもらいました。自宅にいながら会場内を散策している雰囲気を味わってもらえたかと!


―確かに、私もREV WORLDS内を歩いていると、美容部員の方がお辞儀をして「いらっしゃいませ」と言ってくださいました!あまりにもリアルで驚きました。

初めてのバーチャル開催に踏み切ったワケ

 今回のイベントには三越伊勢丹の化粧品担当者にもたくさん協力をいただきました。取組するにあたっての苦労したお話やブランドさまの反応などお伺いしてきました。

―初めてのバーチャルイベントいかがでしたか?

化粧品担当:初めてのバーチャル空間でのパーティーということで、3次元での校正に大変苦戦しました。今回多くのブランドブース・商品を再現していただきましたが、化粧品は色みやブランド・商品名表記が大事なので量・質ともに再現性の確認に苦戦しました。


―REV WORLDSに出店してみて良かったことはありますか?
 

化粧品担当:店頭でもない、オンラインストアでもない、新たな顧客接点を作ることができるという点において、お取組先さまには非常に興味・関心をもっていただけました。また、オンラインストア上ではなかなか再現が難しいパーティー会場の世界観をバーチャル空間内に作れたことはとても良かったと思っています。

―次回もし機会ありましたら、どのようなイベントにしたいですか?

化粧品担当:今回は美容部員さんのアバターを使った接客への導線を作り、画像やCGで再現した化粧品だけを展開させていただきましたが、次回はもっとメイクアップ動画を入れ込んだり、アバター同士でメイク相談会みたいなことができたり、肌診断ツールなどを実装して、お客さまがオンラインストアで購入をする際の手助けをできる システムづくりができればいいなと思います。オンラインストアだと、ただ画像を見て文章を読むことしかできないですが、自分にあった色味のメイクアイテムに出会えるコンテンツを作ったり、自分では絶対に手に取らない!コスメと出会えるような仕掛けなんてできたら、もっと楽しいですよね!

ABテスト TOP画像

メイクアップパーティーを終えて
 

今回のイベントを終えて、男性でなかなか化粧品売場は歩きにくかったけど、バーチャル空間だと楽しんで歩けた!という声やコロナでなかなか新宿に足を運べないけれど、このパーティーで久しぶりに伊勢丹に行けた!など様々な声をいただき、スタッフ一同とても嬉しく思います。


 これからもさまざまなイベントを企画しておりますので、ぜひREV WORLDSに遊びにきてくださいね!






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