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視覚障害とパソコンと音声ソフト

皆さんこんにちは~♪毎日HHKBを打ち込んで、タイピングの練習をしているようちゃんです。いつのまにかブラインドタッチとは言わずにタッチタイピングと言っているんですね。父は常にブラインドタッチですが(笑)

さて、今回のテーマは「パソコンと音声ソフト」ですね。以前でもようちゃんのnoteで取り上げた、音声ソフトですが、今回はそれを入れるまでの過程についてお話していこうかと思います。

では、まったりこのnoteをどうぞ( ̄▽ ̄)

盲学校の寄宿舎にて・・・・・

Sさん「すみません、ちょっとパソコン見てもらえませんか・・・」

こんな感じでようちゃんのところにパソコンの相談が来るのである。多くの方は全盲の方や重度の弱視の方が多い。ようちゃんは当時では珍しかった、自作パソコンをしていたこともあり、よくパソコンの相談を受けていた。

ただ、全盲の方々がパソコンに詳しくないかと言われるとそうではないのである。自分よりも音声ソフトを使いながらキーボードでカタカタ使いこなしている方は多かった。

そんな方でもようちゃんのところに相談に来る。なぜか。


音声がでないところの設定ができないからである


まぁ、言われてみれば当たり前の話なのだが。全盲の方でパソコンを見てほしいといわれている原因としては、

1.物理的な故障

これは、見えないと判断しにくい。でも物理的な故障はそれほど多くみられなかった。まぁ、これは交換パーツなどがあれば比較的簡単だ。

2.パソコンの初期設定

これが一番相談件数が多かった。どんなに詳しい方でも音声が出なければどうしようもない。真っ暗な画面を渡されて、「さぁ、設定してください」って言われてもどうしようもないのである。なので、音声が出るまでのところをようちゃんがセットアップするのである。

3.メモリーの増設などのパワーアップ

当時、音声ソフトを動かすにはかなりのパソコンパワーが必要であった。特にメモリーに関してはある程度ないとパソコンが使い物にならなかったのである。そのため、よくメモリーを増設したいという相談を受けた。

ようちゃんはよく秋葉に行っていたので、ついでに購入してきたりしていた。当時は相性問題も多かったので、結構神経をつかった(笑)

4.パソコン購入の補助

実際にパソコンが欲しいと相談を受けて一緒に池袋のビックカメラに行って購入をしたことがなんどもあった。とある人に、いきなり30万円渡されて、「これでパソコン買ってきてほしい」と言われたこともあった(笑)

5.マニュアルなどの読み聞かせ

この相談も多かった。実際に購入したものの、物理スイッチなどの位置や、付属品など使い方を教える必要があるのだ。何となくさわってある程度はわかるものの、限界があるため、ようちゃんが読み聞かせるのだ。

できれば読み聞かせは自分の子供にしたかったのだが、なぜ野郎たちに読み聞かせをしているのか・・・と悩んだ時期もあった(笑)


こんな感じで「ようちゃん工房附属支店」はオープンしていたのであった。ちなみに報酬はカップラーメン一個という、ぼったくりもいいところの報酬であった。ようちゃんは見えることをいいことにぼったくりまくったのであった(笑)


結論:意外とパソコンいじるのは楽しいですよ(byようちゃん)

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