フォローしませんか?
シェア
ReturnToHome
2020年6月4日 18:38
バルザックは、人の性質を、巧みに言葉にする。例えば:傷つけない言葉によって、性質の細部が描かれている。読んでいる方も 嫌な表現がなく、読み易い。読者への問いかけも、わざとらしい所が無い。バルザックの「谷間の百合」の文章には太宰治の「斜陽」と同じ表現が出て来る。太宰もこの本を読んだのだろう。そう思いながら読み進めると、一層面白くなる。世界文学全集のバルザックの巻には