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サービスと方便

*昨日、知り合いに誘われてボードゲームのコミケのようなイベントのおじゃましてきたんです。有名な会社から、いわゆる同人販売みたいなものまでたくさんのブースが並んでいたんだけれど、いろんなゲームがあっておもしろかった。というより、いろんなことを考える人がいるもんだなぁ、と思う。ぼくも根っからの遊び人なので、正直ゲームの要素としては負けていないんじゃないか!?とか思いつつ。そこに僕のブースがない時点で負けてんだけどね。

でね、気になったゲームがあって、それをテストプレイしてみたところ、けっこうおもしろかったんですよ。値段によっては買おうかなぁ、なんて悩みながら「おいくらですか?」と聞くと「4000円で販売してるんですけど、お兄さんたちすごく楽しんでくれたので、3000円でいいですよ」と。この言葉を聞いて、大人になってしまったぼくは複雑な気持ちになったんだよなぁ。

それは本当の「サービス」なのかもしれないし、もしかしたら「営業トーク」なのかもしれないわけですよ。なんだろうなぁ、売り子さんたちにはわるい考えだけれど、本当は3000円のところを4000円にして、それを3000円で売ってる、みたいな感じがないこともなかった。これは汚れてしまったぼくのわるい考えなのかもしれないんだけれど、なんかそーゆーことってちょくちょくないですか。悪気がないからこそ、なんかちょっと勘繰っちゃうような感じとゆーか。そのゲームはおもしろかったから、ちゃんと買ったんですけどね。

家の近くに老夫婦がやっている老舗のお肉屋さんがあって。そこはお肉はちょっと高いけど、揚げ物が安くって、中でも「唐揚げ」がとびきり美味しいのでよく買うんです。そのときいつも「ちょっと多めに入れといたわ、サービス」と言ってくれるんですよ。それはもう毎回の出来事で、もはやぼくにとってはこれが通常になっちゃってるとゆーか。もしいつか、本当に適正の量が来たら、「あれ、いつもより少なくね?」って思っちゃうだろうなぁ、とサービス分の唐揚げを食べながら思ったりしてさ。なんだろーね、この感じ。

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