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朗読っていいな

*定期的に聞いている、イラストレーターのたなかみさきさんのラジオでふと流れた曲にしびれて、しばらく動けなくなってしまった。なんだこの曲は、この人たちは、と思いすぐさま検索窓に打ち込む。ふむふむ、「毛布留学」という三人組なのか。他の曲も聞いてみよう。まだ二曲しかアップされてないようだが、もうひとつの曲もすごく良かった。最初に聞いた「Blooming」という曲を、ここ三日ほど永遠に聴き続けている。

少し変わった編成で、毛布留学さんの曲には「ボーカル」と「朗読」が分かれているらしい。もちろんボーカルも歌詞もメロディも世界観もいいんだけれど、ぼくは「朗読」がめっぽう好きなので、その朗読部分にどんどんと惹き込まれてしまった。

そういえば「朗読」って文化?遊び?はどうやって生まれたんだろうなぁ。最初は識字率や文字の読み書きの関係から、口伝で物語や本の内容が伝えられることから始まってそうな気がする。それがいよいよ、講談とか落語とかになる手前で、「朗読」ってものが生まれたのかなぁ。海外のミュージカルや舞台の中で使われたのが最初だったりするのかもしれない。この辺りの予想、ちょっと当たってそうな気がしません?

今は本の内容を耳から聞ける「オーディブル」とかもあるけど、やっぱりいい朗読は、読むとはまた違った世界観に誘われるというかね。そういえばミュージシャンの歌う歌詞だって「読む」と「聞く」では別物だものなぁ。焼き豚と煮豚くらい違うのかも。あ、それを言えば漫才とか舞台の戯曲も「観る」と「読む」ではぜんぜん違うよねー。台本の段階で「これはおもしろい!」って思えるのがスゴいなーって思う漫才師、ちらほらいたりするなぁ。

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