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さいきん、怒ったことはなんですか?

*質問フェチの僕は、メモにさまざまな質問をリストアップしている。会話に困ったりしたら、そこからいくつか引っ張り出して質問したり、ブームのようにハマっている質問を相手に投げかけてみることも多い。その中でも最近ハマっている質問があるのですが、これがおもしろくってね。

その質問とは「さいきん、どんなことに腹が立ちましたか?」だ。「怒りましたか?」でもいい。そんなもったいぶったくせに、全然ふつうの質問じゃねーかよ!って思うでしょうけど、ふつうの質問に行き着いちゃうほど、これは相手が知れるいい問いだなぁと思ったわけです。ふつうの質問だけど、改めて意識して見ると、この質問をしたことって意外になかったりしませんかね。

例えば相手が「店員さんにタメ口の友達がいてさ」なんてことを言ったとする。その人は、少なくとも店員さんにタメ口で喋らないように意識をしている人ですよね。自分が意識をしていたり、大切にしていたりすることだから、それに対して守らなかったり犯したりしたことを、怒ったり苛立ったりするわけじゃないですか。自分がタメ口で話す人が、他の人が話していても、怒りようがないでしょう。

そう考えると、この質問は「さいきん、(大切にしていた何を)大切にされませんでしたか?」という質問にわりと置き換えれるんです。でもそうやって尋ねても分かりにくいから「さいきん、何で苛立ったり、怒ったりしました?」と聞きます。なんならトッピングに「もう、静かに怒るレベルのやつとか」なんかも付け加えたりします。

これね、人によって本当に違っておもしろいですよ。すごく熱がこもって話してくれる人もいれば、本当に淡々と出来事を話してくれる人もいます。怒る内容も違えば、怒りようも違うんです。で、個人的にはこの「怒りよう」の違いに、すっごくその人を感じておもしろいなぁと思うんだよなぁ。

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