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現代のデバフ「花粉症」

*花粉症がひどい。というのは、これを読んでいるあなたもそうかもしれないし、仮にそうじゃなかったとしても、あなたの周りの数人がすでに口酸っぱく言っていることだろう。しかし、あえて言わせてほしい。本当に花粉症というのは、つらいのだ。同じ花粉症である人間とは痛みを分け合わないと気が済まないし、花粉症でない人間には八つ当たりをしたくなるほどつらいものなのだ。どうかゆるしてくれ、花粉症予備軍の皆様。

そんな文章を書いている今も、おいらは鼻がどん詰まりなので、口呼吸を強いられているわけでさ。せっかく火をつけたタバコも上手く吸えないし、飲み物なんて味がしないからね。おまけにくしゃみは止まらないわ、目はかゆいわ、頭はぼーっとするわで、現代のデバフですよ。ぼくが10年後のゲームクリエイターなら、ドラクエ20あたりで「スギカフン」ってデバフ系の呪文をつくるね。

お察しの通り、今日は文句回ですよ。こう見えてもぼかぁ、8歳ぐらいの頃からの花粉症持ちでね、今年で30歳になるもんだから、言っても22年ほど付き合いのあるプロ花粉症人間なわけですよ。そこらの最近花粉症になったアマチュアとは一緒にしないでもらいたい、と思うほどこっちは長い付き合いなわけです。でも花粉症ってのはプロアマ関係なく、つらいんだよなぁ。

こんなに現代にはいろんな技術があってさぁ。花粉症だけこんなにも治らないなんて、おっかしいと思うんだよぼかぁ。本当はもうどーにかなるんじゃないの。それを苦しんでる人たちを見て、花粉なんかに苦しんじゃって、なんて言ってる人がいるんじゃないの。なんてバカみたいなこと考えちゃうくらいには、花粉症がしんどいんだよなぁ。

こんなにも「みんな共通して持っているしんどさ」の例えは、意外にも少ないかもしれないなぁ。「さみしさ」や「孤独感」とか「傷つく怖さ」みたいなのもみんな持っているのに、自分だけだと思っちゃいがちだし。

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